自撮りに欠かせない「リモートスイッチ」への名入れ

記者1号記者1号

自撮りをするカップル
「自撮り」という言葉を知っていますか?自撮りとは、自らを被写体としてカメラで写真を撮影することで、「セルフィー(selfie)」とも呼ばれています。

カメラ機能を搭載したスマートフォンを手に持ちレンズを自分に向けて自撮りする行為は、スマートフォンやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の普及をきっかけに広まりました。

神社仏閣、テーマパーク、温泉地などのスポットでは、棒の先端にスマートフォンをセットして遠距離から撮影する道具「自撮り棒」や、三脚を使って自撮りを楽しむ観光客で賑わっています。

そんな自撮りには、遠隔操作でシャッターボタンを押す「リモートスイッチ」が欠かせません。このアイテム、アニメキャラや企業のロゴマークを表面にプリントするオリジナルグッズとしての用途もあるそうです。

そこでこのコラムでは、スマートフォン用のリモートスイッチの名入れについて紹介します。

リモートスイッチの使い方

山頂で自撮りをする登山者グループ
リモートスイッチは電源のオンとオフの切り替えボタンがついているだけの非常にシンプルな構造です。サイズは手のひらに収まる幅40~80mm程度のコンパクトなものが一般的。
形は四角や丸みを帯びたものなど様々です。

リモートスイッチの操作方法は、
1.スマートフォンを自撮り棒や三脚にセット。

2.専用のアプリをインストール(インストール不要の商品もあります)。

3.リモートスイッチの電源を入れてスマートフォンとの無線接続をおこなう。Bluetooth(※)の設定をオンにすると、リモートスイッチがデバイス項目に表示されるので、タップして接続を開始。
※携帯情報端末などの通信規格の1つ。ケーブルを使わずにデータの送受信ができる。

4.スマートフォンに搭載されたカメラ機能を起動させると、リモートスイッチのボタンがスマートフォンのカメラのシャッターボタンと連動。これにより遠隔操作でシャッターを切ることができる。

スマートフォンを持ったままシャッターボタンを押さなくて済むので、手ブレ防止に効果的です。

撮影距離が広がるのもリモートスイッチのメリットです。スマートフォンで撮影すると腕を目いっぱい伸ばしても撮影位置は至近距離になってしまいます。またより良い写真の構図を得る場合は、カメラの位置は顔と水平かそれ以上の位置に保つ必要がありますが、スマートフォンだと体の負担がかかります。
そこでリモートスイッチと自撮り棒または三脚を活用すれば、離れた場所から撮影することができるので、写真構図の幅が広がるというわけです。

販促品として使えるリモートスイッチ

自撮りをする男性

自撮りをする男性


リモートスイッチはオリジナルグッズの分野でも需要が高まりつつあります。

主な用途は販促品。メーカーが自社のロゴやオリジナルデザインをプリントしてエンドユーザーに配布します。モーターショーなどの各種イベントに出展するメーカーが来場者にプレゼントするという使い方です。

小売店でも需要があり、店名や電話番号、URLのアドレスを表面にプリントしてお客にプレゼントすれば店のPRにもなり、再注文を促せます。

他にも企業の表彰用品(周年記念、皆勤賞、永年勤続表彰など)や、記念品として中学校や高校の卒業生に贈るなどのニーズもあります。

オリジナルデザインでリモートスイッチを作る

砂浜で波を受けながら自撮りをするカップル
リモートスイッチの大半はプラスチック製。そのため厚物プリンターやパッド印刷機などの設備のある店が名入れに対応しています。印刷にある程度のノウハウが必要な商材なので、モバイル機器を中心に名入れグッズを製作する業者に発注するのがベストです。
またリモートスイッチの電源はバッテリータイプと電池交換タイプがあります。用途に合わせて選びましょう。
個人用に作る場合は、手持ちのスマートフォンに対応しているかの確認も忘れずに。商品によっては、様々なスマートフォンに対応したハイブリッド版もあります。

記者プロフィール

記者1号
記者1号
ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。