記念品の定番「QUOカード」をオリジナルデザインで作る

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株)クオカードが販売する既製品の「QUOカード」3種類

(株)クオカードが販売する既製品のQUOカード

展示会などのイベントでもらえる記念品の定番といえば「QUOカード」。
風景や動物などがデザインされた既製品も販売されていますが、好きな写真や画像などを使ってオーダーメイドすることもできます。

そこで今回は、オリジナルデザインのQUOカードの作製方法について紹介します。

そもそもQUOカードとは

QUOカードのロゴ

QUOカードのロゴマーク

QUOカードとは、カード発行会社の「(株)クオカード」が1995年から発行している、
磁気タイプのプリペイドカード。

「QUO」とは、ラテン語の「~するところ」が由来です。
(株)クオカードは、「単なる決済手段ではなく『贈る人』と『贈られる人』、あるいは『利用する人』と『利用されるお店』を繋ぐ場(機会)を提供するカードとして、『心』を伝えるツールでありたい」と説明しています。

主な券種は300円、500円、700円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円の8種類。現金の代わりにレジで使うことができます。コンビニやガソリンスタンド、飲食店、書店、ドラッグストアなど、全国の加盟店で利用できる汎用性の高さが特徴です。

またカード表面に自由に印刷することができ、独自のデザイン性を打ち出せるのも特徴の1つ。
たとえば企業・団体の周年記念やカーディーラーの販促用ノベルティ、コンサート・美術展・花火大会といったイベント行事のオリジナルグッズ、ゴルフのホールインワン記念、結婚・退職記念、懸賞の商品など、幅広く利用されています。

(株)クオカードでは既製品の販売もおこなっていますが、「オンリーワンのギフトグッズ」の用途で使われる場合が多いので、注文の多くがオーダーメイドだそうです。
そのためQUOカードは、単なるプリペイドカードという枠を越えた、ユニークなギフト商品と言えます。

代理店は(株)クオカード認定のお店

ディスプレイに表示された時間を気にしている人
QUOカードのオーダーメイドは、オリジナルグッズショップでも対応しています。
ただし、対応しているのは(株)クオカードが定める印刷品質規程に適合しているお店のみ。許可なく無地のQUOカードを仕入れて印刷することは禁じられています。

印刷品質規程に適合しているお店は、印刷面の摩擦や爪によるひっかきに対する強度などの厳しい審査をクリアしている磁気カード印刷のプロ。印刷の仕上がりもよく、安心して注文できるはずです。

価格設定はカード代、印刷代、送料を含めることが多いですが、ロット数や印刷代金、納期などは業者によって様々で、(株)クオカードへ直接注文するよりも割安になる場合があります。しかし、データ入稿後の修正や色校正などはオプションになっている場合や、お店によって納期が異なるので、それぞれを比較して発注先を選びましょう。

デザインする際の注意事項

白紙を持っているスーツ姿の人
カードにデザインする内容は基本的に自由ですが、気を付けたいのがQUOカード特有の制限があること。

たとえば、
・版下は原寸大(57.5㎜×85㎜)の大きさで作成すること。
・カードの挿入方向を示す矢印を入れること。
・残額表示は、規定の位置にデザインすること。
・「QUOカード」のロゴを必ず入れること。位置は自由ですが、サイズは「QUOカード」の文字が判別できる大きさにすること。また決められた色指定で作成すること。
・カード金額を表示すること。

……などです。デザインを決める前に、こういった制限を確認しておきましょう。

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株式会社ミマキエンジニアリング

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記者プロフィール

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記者1号
ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。