販促品としても使える、名入れ紙コップ&プラコップ。製作依頼のポイントと注意点。

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カラフルな紙コップの写真

ターゲットを絞り込める広告付き紙コップ

フードコートやサービスエリア、ショッピングセンター、野外イベントなど、日常生活でよく見かける紙コップやプラスチック製コップ(以下、プラコップ)。

実は、販促品として使われていることを知っていますか?

先日、高速道路のサービスエリアで、フードコートのセルフドリンクコーナーに山積みにされた紙コップ。その側面に広告がプリントされているのを見かけたことがあります。

コップの側面が360度緑色で、中央に「抜け道あります!」の白抜き文字。さらに「超渋滞回避」と書かれた検索窓がプリントされていて、ナビゲーションアプリの広告になっていました。

「このアプリを使えば渋滞せずに目的地まで行けるよ」と、ドライバーに伝えることができる斬新なアイデアですね。

フードコートで使う紙コップは白の無地か、あらかじめ色や模様が入ったタイプが主流ですが、「オリジナル紙コップ」を使えば、休憩中に目に留まり、検索してもらえるかも。

ターゲットをサービスエリアの利用者に絞り込めるので、無駄なく効果的にアピールできそうです。

プラスチックの蓋付きコップの写真

紙コップ・プラコップはどんなところで使われている?

紙コップは剥き出しのまま平置きされていることが多いですが、飲料用自動販売機にセットされている場合もあります。

「コップ式自販機」と呼ばれ、設置場所は
・映画館
・ショッピングセンター
・カーディーラーなどのショールーム
・ゲームセンター、ボーリングなどのアミューズメント施設
・大学、専門学校
・病院、介護施設
・オフィス
・ホテル
 ……など様々です。

一方、プラコップはカフェやイートインスペースのあるパン屋さんなど、飲食店での利用がメインです。

プラコップは他にも、コンサートや各種イベント会場でのプロモーショングッズ、雑貨屋の販売用コップなど、飲料以外の用途もあり、活用の幅はアイデア次第です。

自動販売機の写真

「印刷してからコップの形に成形」or「成形後のコップに印刷」

紙コップ・プラコップへの印刷方式は、主にフレキソ印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、パッド印刷などがあります。

曲面に印刷するため、一般的にコップの形に成型する前に印刷するか、成形後のコップに印刷するかのどちらかに分類されます。

フレキソ印刷、グラビア印刷、オフセット印刷はコップの成型前に対象物に印刷します。

これらの印刷方式の場合、印刷後にデザインを繋ぎ合わせることになるので、位置ズレに注意が必要です。

デザインによっては、仕上がり後に少しのズレが気になる場合もあるので、発注前にサンプルを確認したり、印刷業者に相談してみましょう。

フレキソ印刷やグラビア印刷はカラー写真の印刷が得意、オフセット印刷は印字や画像を鮮明に表現できるという特徴があります。

一方、パッド印刷はシリコンゴムのパッドにインクをつけ、成型後のコップに押し付けて印刷します。

柔らかいシリコンゴムを使うので、コップのような曲面部分や凹凸面にも印刷できます。

側面にプリントされた蓋付きコップの写真

業者選びのポイント!ロット、納期、価格はどのくらい?

紙コップやプラコップを扱う印刷業者は多数ありますが、業者によって納期や価格、印刷の仕上がりなどが異なるので、希望に合った最適な業者を探しましょう。

紙コップやプラコップの最低ロットは「1000個~5000個」としている業者が多いようです。

その場合の納期は約1ヶ月で、価格はコップのサイズによって異なります。

8オンス(満杯容量285ml)サイズの場合、1000個で2万円~3万円が相場。

ちなみに、オンスとは重さや液体の単位のことで、1オンスは約28.35gです。

印刷業者によって取り扱っているコップのサイズも異なります。
・1~3オンス……試飲用
・4~5オンス……やや小さいサイズ
・7~9オンス……標準サイズ
・10~13オンス……やや大きいサイズ

価格やロットだけではなく、印刷の仕上がりなど多面的に判断した上で取引先を決めましょう。

プラコップで試飲している写真

印刷範囲とデザインの歪みに注意!

印刷業者選びやコップに施す絵柄の考案で特に気を付けたいのが印刷範囲。

「コップの上下10㎜は印刷不可」、「全面印刷はできずワンポイントのみ」、「繋ぎ目部分は印刷不可」など、印刷業者によって印刷できる範囲が異なります。

紙コップやプラコップは、飲み口の円周が底の円周よりも長いため、印刷範囲が長方形ではなく扇形や歪んだ円形になる場合もあります。

完全データを自作して入稿する場合には、発注先にひな形となるテンプレートデータが用意されているか、HPなどで確認してみると良いかも。

テンプレートデータには印刷範囲がわかりやすく記載されていることが多く、データ作成のミスを防ぐことに繋がります。

紙コップの印刷範囲の例

また、コップのような形状にデザインを施す際には、文字や図柄の歪みにも注意が必要。

全面デザインや、一周繋がったデザイン、長い直線や長いメッセージ等を入れる場合には、特に歪みが目立つため、調整が必要になることがあります。

あらかじめ、印刷業者で調整してもらえるか相談しておいたり、調整済みの完全データを入稿する場合でも、完成のイメージを伝えておくと安心です。

どのようなコップを作りたいのか、印刷業者と連携を取って製作を進めれば、理想のオリジナル紙・プラコップが完成するはずです。

記者プロフィール

記者1号
記者1号
ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。