試験会場やイベントに必須の「腕章」! 注文時に知っておきたい3つの製法とは?

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先日、某フリーマーケットへ遊びに行ったときのこと。

最寄りの駅に着くと、何人ものスタッフが「会場はこちらです!」と声を張り上げていました。大規模なイベントだけに遠方からもお客さんがやってくるのでしょう。

誘導するのも大変だなと見ていたら、スタッフの左腕に思わず目が留まりました。腕章です。赤色をベースに「◎◎フリマ実行委員会」と白抜き文字で印刷されていました。

考えてみるとフリマなどのイベントや試験会場には警備員や案内スタッフが不可欠。イベント設営に携わる人なら「オリジナル腕章を作りたい」と思う方も多いはず。
そこでこのコラムでは、腕章の具体的な活用方法や作り方を紹介します。
 

有名大学の試験では警備員が5,000人以上!

まず、腕章の用途について見ていきましょう。

腕章と聞いて思い浮かべるのが大学試験や資格試験の会場。試験の規模が大きいほどスタッフ数が増えるので、腕章の数も膨大になります。
例えば「英検」の場合、2017年度の志願者数はおよそ1億800万人。試験は全国一斉におこなわれ、会場数は200ヶ所以上におよびます。案内係や警備員など腕章を付けるスタッフ数は相当数にのぼると見られます。

また、有名大学の試験となれば、受験生は5万人~6万人になることも。それらを速やかに案内するにはそれなりの数のスタッフ=腕章が必要です。腕章メーカーの話によると、「有名大学の試験だと5,000人以上は警備員が立つ」そうです。
 

企業の工場見学ツアー、就職説明会、同人系の物販にも

企業が実施する「工場見学ツアー」でも、腕章をパス代わりに採用するケースが増えています。首にぶら下げる通行証だと、うつむいた時に首から抜けたり、見学中に誤ってひもを引っかけたりという心配がありますが、腕章ならそうしたトラブルを未然に防ぐことができます。

その他にも、

 

・就職説明会
・学習塾
・応援団
・祭り
・学校の体育祭、文化祭
・同人系の物販として

 

……などのシーンで腕章が使われています。また冒頭で紹介したフリーマーケットや、グルメ系イベント、音楽フェスなどの野外イベントでもスタッフ用グッズの定番となっています。
 

一般的な製法はシルク、フルカラー、刺繍の3種類

腕章を作る際は、専門業者に依頼しましょう。

腕章に文字やロゴを名入れする場合、

 

・シルク印刷
・フルカラー印刷(オフセット、インクジェットなど)
・刺繍
 
……などの製法に分けられます。

シルク印刷はビニール生地への印刷がメインで、1~2色の表現が得意。腕章の生地色と対照的な白や濃色を使うのが一般的です。耐久性があるので屋外用途に強いのが特徴。色数によって製版代が変わります。
フルカラー印刷は、オフセットやインクジェットの製法で印刷します。ロゴやイラストなど4色カラーをデザインするときに適しています。
刺繍はフェルト生地や綿生地の上に文字を縫い合わせたもの。高級感があり、表面をビニールで保護すれば、繰り返し何度も使用できます。祭りや応援団、学校のイベント時に活用することが多いです。
 
業者によっては製法や取り扱う腕章のサイズが異なるので、注文を出す前にしっかりリサーチしておくと安心です。
業者に任せるのではなく「自作したい」という場合は、オンデマンドプリンターで印刷した用紙を腕章の透明カバーに差し込む方法もあります。ただし腕章の数が多いと、紙を差し込む作業に時間が取られるので気を付けましょう。
 

ゴムを袖に通して、引き紐で長さを調節。あとはマジックテープで留めるだけ。

着脱が簡単、服を傷つけないゴムひもタイプとは?

最近は腕章そのものにも改良が加えられ、より使いやすく進化しています。
例えば、ゴムで腕に固定させる腕章もその1つ。従来は安全ピンで服に取り付けるタイプが一般的ですが、これは腕章の裏面に穴を2ヶ所空けて、引きひも付きのゴムを通しています。
使い方はゴムを袖に通し、引きひもで長さを調節した後、腕章をマジックテープで巻いて留めるだけ。簡単に着脱でき、安全ピンのタイプと違って服を傷つけずに済みます。
 
イベント、試験会場、就職説明会など様々なシーンに欠かせない腕章。参加者の目印になるような、視認性の高いオリジナル腕章をぜひ作ってみては?

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記者プロフィール

記者1号
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ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。