そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part1–IT系展示会

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展示会ノベルティ人気ランキング2019年版のタイトル画像

いろんな分野の展示会でノベルティを集めて、人気度を調べました!

展示会では様々なノベルティや販促品などが配布されています。

展示会にはたくさんの企業がブースを構えるため、各出展社はノベルティを手渡して来場者の興味を引いたり、名刺交換や声掛けのきっかけづくりのアイテムとして活用しています。

社名や商品名を名入れしたモノや、アピールしたいサービスに関連したグッズを配ることで、より強く来場者の印象に残るよう工夫する企業もあります。

このコラムでは、記者が実際に展示会を訪れ、そこで配布されているグッズを集めて、その人気をランキングしました。

ノベルティ選びの参考にしてください。

「ノベルティ」「販促品」「粗品」の違いは?

展示会場で出展社が配布していたグッズは、厳密に言えばいくつかのカテゴリに分けられます。

1つ目は「ノベルティ」。企業が自社サービスやブランドの販促や宣伝広告を目的として、社名や商品名、サービス名などを名入れし、無償で配布されるグッズのこと。かつては景品広告と呼ばれたこともあったそうです。

2つ目は「販促品」です。企業が自社の商品やサービスを利用したくなるように思わせるために配布されるグッズのこと。一般的には社名や商品名など、名入れされていないグッズを指す場合が多いようです。

3つ目が「粗品」。大人数に配布されるグッズのことで、名入れが有るもの(社名入りの白いタオルなど)と無いものが混在しています。

展示会ノベルティ人気ランキングの集計方法とカテゴリ分け

今回の「ノベルティ人気ランキング」では、展示会場で配布されていた「ノベルティ」、「販促品」、「粗品」を収集し、配布数が多い種類順にランキングしました。

グッズの多くは「名入れ」されたノベルティでしたが、中には「名入れ無し」の販促品も少数ありました。しかし、配布されているグッズの傾向を見るために、販促品もあえて1点として数えています。

また、ウェットティッシュや靴磨きシートなどは「掃除用品」、マスクや絆創膏などは「衛生用品」と、ノベルティ業者のカタログを参考に、カテゴリ分けをおこないました。

ノベルティの集め方は、実際に記者が来場者として展示会に出向き、各展示会の出展社全てのブースを周って配布されているノベルティを受け取りました。

名刺交換によって手に入れたノベルティも1点としてカウント。1社で3種類のノベルティを配布している場合は3点と数え、同種のノベルティを複数配っている場合も、その個数分カウントしています。アンケート回答や具体的なプレゼンテーションを受けた来場者を対象に配られたグッズは「ノベルティ」ではなく「謝礼」と判断し、カウントしていません。

記者が訪れた展示会は、自社商品をノベルティとして使うのではなく、わざわざ専門業者にノベルティ製作を依頼したと予想される「IT系」、「医療系」、「金融系」、「釣り」の4分野。

分野によって配られるノベルティに違いがあるのか、どんなノベルティが人気なのか、どんなユニークなグッズが配られていたのか、紹介します。

IT系の展示会を調査

まずはIT系の展示会「Japan IT week関西」(開催期間:2019年1月23日~25日、会場:インテックス大阪)で調査。

Japan IT week関西の会場の写真

Japan IT week関西の会場の様子

この展示会のノベルティ利用率は、11.42%。
350社中40社がノベルティを利用していました。
「Japan IT week関西」のノベルティ利用率のグラフ

意外なノベルティが第1位!

【第1位】に輝いたのは、意外にも食品(60点中10点/採用率16.66%)。
食品ノベルティの画像

パッケージに社名やサービス名を入れたものや、食品そのものにカラープリントしたタイプがありました。柿の種とPRチラシを袋に詰めたノベルティもあり、これなら簡単に作れそうです。

IT系の本展では、30~40代のスーツを着用した男性がメインの来場者層。それを見越してか、コンパニオンを雇っている大手企業のブースが多数ありました。近未来を感じさせる衣装を着たコンパニオンがガムを配ったり、作業着を着たスタッフがコメを配るなど、ノベルティ配布時にも企業や商品イメージを重視する出展社も。

「名刺交換と引き換え」を条件に手渡されることが多くありました。

意外だったのは、社名もサービス名も一切入っていない食品ノベルティがいくつもあったこと。いわゆる「販促品」扱いです。

名入れ無しの食品の画像

展示会場ではいくつものノベルティが配られているため、これではどこからもらったのかがわからなくなりそう。名刺と引き換えに配るにしても、社名くらいは入れておきたいですね。

第2位は定番品!

【第2位】はノベルティの定番、ペン(60点中8点/採用率13.33%)。
ノベルティのペン

ボールペンが一番多く、シャープペンとボールペンの切り替えタイプ、蛍光ペン、ライト付きボールペンもありました。いずれのペンにも、シンプルに社名やPRしたいサービス名がプリントされています。

第3位も定番品!

【第3位】は、こちらも定番のふせん・メモ帳(60点中7点/採用率11.66%)。
付箋とメモの画像

ふせんのケースやメモ帳の表紙に社名、サービス名が印刷されています。中にはふせんのケースにシールを貼っただけのシンプルなノベルティも。ふせんノベルティは実際に使用されることが多いので、こうした簡易的な方法で作ったものでも、十分効果を発揮してくれそうです。

第4位は便利さ重視?

【第4位】バッグ(60点中5点/採用率8.33%)。
名入れバッグの画像

社名を印刷し、中に資料を入れて配るスタイルが定番です。

他の資料もまとめて入れられるように大きな不織布バッグを使う展示会もありますが、この展示会ではA4サイズ大がほとんど。この展示会でのバッグは、全て不織布が使用されていました。色は青系が多く、堅実な印象です。

第5位には同数で5つのグッズがランクイン

【第5位】は同数でステッカースマホグッズクリアファイル衛生用品入浴剤がランクイン(60点中3点/採用率:5%)。

ステッカーは展示会でよく見るノベルティです。ノートや手帳など、身近なアイテムに貼ってもらうことで、長期的にPRするのが狙いかもしれません。しかし、アップル社のリンゴマークのように有名でオシャレなロゴならまだしも、よく知らない社名や商品名のステッカーを貼るでしょうか……。
ステッカーの画像

スマホ関連のノベルティには、スマホを持ちやすくする「スマホリング」に社名、商品名が入ったものや「自撮り棒」などがありました。自撮り棒をノベルティとして配るなんてびっくりですが、持っていない人にとっては嬉しいかも。
スマホリングと自撮り棒の画像

クリアファイルは自社商品の資料を挟んで配布するのが定番の使い方。箔押し、フルカラー印刷とバリエーションが豊富です。再利用率の高いノベルティですが、全面アニメキャラは使いにくいかも……。
クリアファイルの画像

衛生用品は、アイマスクやカイロ、マスクなど。クラウドやサーバー、ネットワーク関連の会社が「蒸気でアイマスク」を配布していました。「セキュリティ対策による知恵熱対策」、「サーバールーム特有の冷え改善」などデザインが丸ごと自社PRに繋がっているものもありました。
マスクやカイロなどの衛生用品の画像

入浴剤は、パッケージにシールとリボンを貼っただけのものや、チラシと入浴剤を袋に入れたもの、デザインそのものが商品PRに繋がるように考えられたものなどがありました。もらったら持って帰って家で使おう……そう思わせてくれるノベルティですね。
入浴剤の画像

他にもUSBアームライト、ステンレスボトル、ラディッシュの種、社名をレーザー加工した木製の箸、通帳入れ、テープ糊などがノベルティとして配布されました。こちらはいずれも名入れアリ。全体で見ると、きちんと名入れされた「ノベルティ」を利用する企業がほとんどでした。

パッケージから説明文まで丸ごとノベルティ用にデザインしたものから、シールを貼っただけ、チラシを同封しただけの手軽なものもあり、「ノベルティのピンキリ」を知れる展示会でした。

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記者プロフィール

記者1号
記者1号
ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。