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展示会を回って集めた175点のノベルティをランキング
今回調査した4つの展示会(※1)で集めたノベルティは計120社175点(※2)。
それらのグッズを種類ごとに分け、数が多い順に並べた総合ランキングを発表します。
※1:「Japan IT week関西」「メディカルジャパン大阪」「第2回 資産運用EXPO」「フィッシングショーOSAKA2019」のこと(「コンバーティングテクノロジー総合展2019」は含まれていません)。各展示会の人気ノベルティランキングは以下に掲載しています。
■「そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part1–IT系展示会」
■「そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part2–医療系展示会」
■「そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part3–金融系展示会・釣り展示会」
※2:〈Part1~3〉のランキングに入っていない(ランキング圏外となった)ノベルティも含めて集計しています。
4つの展示会で集めたノベルティの総合ランキング、その結果は?
2019年版・展示会ノベルティ総合人気ランキング、【第1位】は食品(175点中24点/採用率13.71%)です。
取材前はクリアファイルやペンなどの文具類が1位かと予想していましたが、1つを除いて全ての展示会で食品がランクインするという結果に。
食品メーカーがノベルティ事業に参入してきていることや、食品に直接プリント出来るフードプリンターの普及も背景にあるのではと考えられます。
一方で、食品の半数近くが名入れ無しの「販促品」だったので、ノベルティとしての名入れはまだ一般的ではないようです。
釣り展示会で圧倒的人気だったノベルティが第2位に
【第2位】はステッカー(175点中23点/採用率13.14%)。
ノベルティ=ほぼステッカーだった「フィッシングショーOSAKA2019」を調査対象に加えたため、上位にランクインとなりました。
もしこの展示会が無ければステッカーの合計数は6点で、第9位になっていました。
とは言え、ステッカーはサイズが自由に調整できるので、気軽に配れるノベルティとしてある程度重宝されているようです。
第3位は4つの展示会すべてで上位にランクインした定番ノベルティ
【第3位】はクリアファイル(175点中20点/採用率11.42%)。
クリアファイルは、ここ数年で一番大きくトレンドが変わったノベルティではないでしょうか。
少し前まで、名入れは箔押しや1色印刷一辺倒でしたが、今回の調査で15枚中10枚が全面フルカラーで作られていました。
フルカラーでもノベルティとして配布できるほど低価格で作れるということでしょう。
一方、以前は定番だったクリアファイルへの箔押しによる名入れは15枚中3枚、2色のシルク印刷は2枚しかありませんでした。
第4位~第9位を一気に紹介
4位~9位は以下の通り。
4位のバッグ、5位のペンは予想の範囲内。
バッグとペンは、1色による社名や商品名などの名入れが9割以上でした。
昔からあるノベルティとして親しまれている証拠ですね。
バッグは不織布が13個、キャンバス地が2個、その他1個。
不織布タイプが一番人気で、A4サイズのチラシが入るサイズが多く配られました。
バッグの色はIT系、金融系などで堅実なイメージを出したい企業は青や紺系を、医療系の介護関連企業など、清潔感を出したい場合は白や水色、生成りのバッグを選ぶ傾向にあるようです。
ペンは1色ボールペンではなく、複数インク色のボールペンやこすって消せる蛍光ペンなど、ペンそのものが高級化しており、文具メーカーの商品が利用されていました。
一昔前にあった、ノベルティ業者が作ったカレンダー内蔵タイプのペンなどは、今回の調査では見かけませんでした。
意外だったのは第9位のスマホグッズ。
IT系の展示会を回ったため、関連するノベルティが多いのではと期待しましたが、結果は5点でした。
そのうち、3点がスマホリングで、いずれも1色印刷。モバイルバッテリーはノベルティで配るには高価、スマホカバーは機種が限定されるため、この商品選定になったのでしょう。
4つの展示会で計120社がノベルティを配布
全出展社ブースを回って調査した結果、ノベルティを配布した企業は1778社中120社で、ノベルティ利用率は全体の6.74%(※3)。
※3:「Japan IT week関西」、「メディカルジャパン大阪」、「第2回資産運用EXPO」、「フィッシングショーOSAKA2019」で集めたノベルティ175点が対象(「コンバーティングテクノロジー総合展2019」は含まれていません)。
その時のタイミングでもらえなかったノベルティもあったとは思いますが、この数字とそれほど差は出ないはずです。
まだ「ノベルティを配るのが当たり前」とまで普及していないからこそ、便利なグッズや変わったノベルティを渡された来場者は、気に留めて社名や商品名を見てくれるかもしれませんね。
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「そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part5–思わず手に取るおもしろノベルティ」