コンビニやドラッグストアでレジ待ちをしていると、床面に「こちらでお待ちください」のメッセージが入ったフロアマットを見かけませんか? 目立つように分かりやすく表示されているので、買い物客はどこに並んで待てばいいのかすぐに分かります。
こうしたフロアマットは、レジ待ちにまつわるトラブルを解消する手立てとして、多くのお店で導入されています。フロアサインとも呼ばれ、新しいタイプの「サイン・看板」と言えますが、実はこれ、位置案内を表すだけでなく、商品の宣伝ツールとしても効果を発揮するんです。
そこでこのコラムでは、オリジナルのフロアマットについて紹介します。
目次
駅の改札、コンビニ、ATMで活用
一昔前のフロアマットといえば、店舗や事務所、公共施設のエントランスに敷いて、靴の泥やホコリを除去する衛生的な使い方がほとんどでした。しかし最近はフロアマットに様々な機能性をプラスしたことで使用シーンが拡大しています。
例えば誘導式の「貼る」フロアマットは、コンビニやスーパーのレジ前でよく見るタイプです。これと似た使い方だと、銀行や郵便局の「ATMお並び順路」や、駅改札の位置案内マットなどがあります。
販促目的で床に貼るフロアマット
また、床を販促スペースとして活用する「敷く」タイプのフロアマットも増えています。
例えば家電量販店。オススメ家電が並ぶ陳列棚の前に、商品名と写真を大きくプリントしたフロアマットをよく見かけます。これが買い物客への商品訴求力を高めて、購買へと繋がるわけです。
床を活用した販促ツールは以前からありますが、シールタイプと違ってこの場合「敷く」だけで済むので、商品棚が移動したときも簡単に位置を変えられるのがポイントです。
またマットなら貼り替え時の劣化を防ぐことができるので、繰り返し使えて経済的というメリットもあります。
こうした販促用のフロアマットは家電量販店の他、ホームセンターや書店、ショッピングセンター、パチンコ店、イベント会場、展示会などでも活用されています。「商品やサービスをもっと効果的にPRしたい!」という方は、フロアマットを使った販促ツールがお勧めですよ。
新型コロナの影響でオリジナルフロアマットのニーズが高まる
2020年、世界各地に感染が広がっている新型コロナウイルス。感染の拡散を抑えるために、一定の距離を保ち密接な接触を避ける「ソーシャルディスタンス」の考えが浸透していますが、それを助けるアイテムとしてオリジナルフロアマットが注目されています。
スーパーなどのレジ前に、間隔を空けて誘導マットを設置。「距離を空けてお並びください」「2m」などのメッセージをマットに表示することで、お客同士が密になるのを防ぎます。スーパーやコンビニのみならず、公共施設、イベント時など様々なシーンで使われており、今後もそのニーズは高まっていくと考えられます。
業者選びのチェックポイントは?
フロアマットをオリジナルで作る場合、専門の加工業者に依頼しましょう。
業者によっては、イラストや写真のプリントを得意としたり、フルオーダーで1枚から対応しているメーカーも。じっくり探してニーズにあった業者を見つけてください。
とはいえ、最近は取り扱っている業者が増えているので、どうやって選んだらいいか迷いがち。
一番のチェックポイントは「フロアマットの製造に携わっている」こと。専門のマットメーカーが作った商品は、マットそのもののクオリティが高いので、「床にフィットしない」、「滑りやすい」、「使ってすぐに劣化した」という心配は少ないはずです。こうした専門メーカーは、スーパーやイベント会場など多くのお客さんが行き交うシーンでも長期間使えるマットを用意しています。
もし気になる業者を見つけたら、まずはサンプルを取り寄せてマットの品質をチェックしましょう。色落ちや色褪せに強いマットであれば、それだけ耐久性が高まるのでトータルのコストも抑えられます。