Tシャツの生地を知るとウエアプリント注文に役立ちます!

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生地の種類を覚えておくと、ウエアプリントの注文時に便利です

Tシャツやポロシャツ、カッターシャツなどの生地は、それぞれ大きく違いがあります。

生地は編んで作られる「カットソー」と織って作られる「布帛」の2つに大別されます。
それぞれの特徴を覚えておくと、ウエアプリントを注文する時に便利です。

生地は綿やポリエステル、ナイロンを「編む」または「織る」ことで完成します。

「編み」で作り出された生地はカットソー(編み物、ニットとも)と呼び、「織り」で作り出された生地は「布帛(ふはく)」(織物とも)と呼ばれます。

ウエアプリントの定番であるTシャツはカットソーは、「天竺(平編み)」という編み方で作られている場合が多いようです。

編んで作られた生地は伸縮性があり、引っ張ると多少伸びる。対してブルゾンやエコバッグなどは「布帛」で、引っ張ってもほとんど伸びないのが特徴です。

編み方や織り方によって様々な名前の生地が作り出されていますが、ウエアプリントを注文するなら天竺、フライス、鹿の子、キャンバス、オックスフォード、ブロードを覚えておくと便利です。

ドライTシャツなどによく使われるハニカムメッシュ、ポリエステルメッシュも知っておくと便利です。

カットソー、布帛共にプリント方法に大きく違いはありませんが、ハニカムメッシュや鹿の子などは表面に凹凸があるため、プリント時に細い線などを表現しにくいことがあります。

また、粗いメッシュ生地には刺繍しにくい場合もあります。

天竺、フライス、ポリエステルメッシュ、ハニカムメッシュの特長

それでは、様々な生地の特長について解説していきましょう。

天竺

【天竺】
よこ編みの最も基本的な編組織で、正式名称は平編み。俗称で天竺と呼ばれています(メリヤス編みとも)。由来はインドから輸入したから、とも。

編地は薄く、広範囲に使用されている。表側の編み目はV字型に、裏側の編み目は半円状に見え、表と裏の外観が異なるのが特徴。横方向の伸縮性が高い。Tシャツによく使われる生地の1つです。

フライス

【フライス】
よこ編みの基本編組織の1つで、フライスの俗称が使用されています。表目の編み目のたての列と裏目の編み目のたての列が交互に配列され、名前の通り横方向に伸縮性があるのが特徴。高いフィット感が人気。Tシャツの襟やポロシャツの袖口等に使われることも。リブ編み、ゴム編みとも呼ばれています。

ポリエステルメッシュ

【ポリエステルメッシュ】
ポリエステル100%で、薄くて軽い、速乾性に優れているなどの特徴を持ちます。

メッシュの細かい凹凸や透け感は見た目もさらっとした着心地や通気性の良さを感じさせてくれます。ドライTシャツに使われることも。

ハニカムメッシュ

【ハニカムメッシュ】
蜂の巣状の立体的なハニカムメッシュ構造なので、通気性は抜群。熱や湿気を中に溜めこまず、爽やかな着心地。汗によるべとつきなどもなく、肌触りもソフト。蜂の巣編み、ハニーコームと呼ばれることも。メーカーによっては、「鹿の子」をハニカムメッシュと呼ぶところもあります。

鹿の子、ダンボールニットの特長

鹿の子

【鹿の子】
平編みの変形組織の一つ。平編みとタック編みが交互にくる編み方。鹿の子絞りの織物に外観が似ている事からこのように呼ばれています。

通気性に優れ快適な生地としてポロシャツ等に使われることが多いようです。

ダンボールニット

【ダンボールニット】
表面糸と裏面糸、それらを繋ぐ中糸の合計3種類の糸で構成されています。

厚みがありながらも柔らかくて軽量。表糸と裏糸、両方の素材感を楽しむことができます。ジャージなどに使われることが多いようです。

三原組織である平織、綾織、朱子織の特長

平織

【平織(ひらおり)】
三原組織の1つ。たて糸とよこ糸が共に各2本ずつで完全組織が作られ、いずれも糸も交互に交錯した織物で、表裏は同じ組織。摩擦に強く硬いのが特徴。平織の代表的な織物として、タフタ、ブロード、キャンバス、タスラン、オックスフォードなどがあります。

綾織

【綾織(あやおり)】
三原組織の1つ。たて糸、よこ糸とも各3本以上から完全組織が作られ、斜めのあや線があるのが特徴。しなやかな風合いがあり、伸縮性に優れシワになりにくい生地。

平織に比べ糸の密度を増し、地を厚くすることができる。綾織の代表的な織物としてツイルなどがあります。

朱子織

【朱子織(しゅすおり)】
三原組織の1つ。各糸は完全組織内で1つの交錯点のみをもつので、糸の屈曲は少なく、たて糸またはよこ糸の一方が表面に現れます。

平滑で強い光沢があり、地は厚いが柔軟なのが特徴。朱子織の代表的な織物としてサテンなどがあります。

キャンバス、オックスフォード、ブロードの特長

キャンバス

【キャンバス】
亜麻糸や綿糸、絹糸またはそれらの混織。平織で織られた厚手の生地で、もともとは舟の帆として使われていた。素材、組織、生産地によって様々な種類がある。平織の一種。

オックスフォード

【オックスフォード】
たて糸とよこ糸を2本ずつ引き揃え、平織した生地のこと。斜子織とも呼びます。

光沢があり折り目がはっきりしているのが特徴。通気性があり、丈夫なので、Yシャツなどによく使われています。ブロードよりも粗い組織で、皺が付きにくく比較的厚地なのも特徴。

ブロード

【ブロード】
たて糸とよこ糸に同じ太さの糸を使用し、たて糸をよこ糸の倍の密度に織った平織生地のこと。表面に滑らかな光沢と細かいうねがある。

糸の太さが細くなるほど柔らかな手触りになります。Yシャツによく使われています。

記者プロフィール

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ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。