アーチ状になった風船ゲートに、キリンやゾウをかたどった巨大なバルーンアート……。
イベントでよく見かける「ゴム風船」は、昔からプレゼントや販促グッズとしても利用されています。風船の表面にイラストをプリントして、イベントの来場者にプレゼントする、という手法はアイキャッチ効果が高く、根強い人気があります。企業やショップの販促品、イベントのプレゼントなどにピッタリですが、「どうやって風船にイラストやロゴをプリントするの?」と不思議に思う人もいるはず。
そこでこのコラムでは、オリジナルで作るゴム風船について紹介します。
ゴム風船は「浮かせて使う」と「浮かせずに使う」の2パターン
ゴム風船にプリントする場合は、専門に扱うバルーン業者に相談すると安心です。ゴム風船の色やサイズを豊富に揃えている業者もあるので、チェックしておきましょう。
問い合わせの際は、次の2点を伝えておくと、スムーズに注文できます。
1、ゴム風船の使用用途。
2、ゴム風船を使用する期間。
まず1について。基本的にゴム風船は、「浮かせて使う」と「浮かせずに使う」の2種類の用途があります。
浮かせる場合は、ゴム風船の他に、ヘリウムガスのボンベや専用の注入器具、ゴム風船を結ぶ糸などが必要です。浮かせない場合は空気の注入で済みますが、専用ポンプや風船に取り付けるスティック(プラスチック製の棒など)が要ります。
つまりゴム風船の使い方によって、価格が異なるわけです。
風船を膨らませてから1個ずつプリント!
次に2について。イベントの飾り付けやプレゼントに使用する場合、1日限りの単発なのか、それとも大々的におこなうかによって、用意するガスボンベの容量が変わってきます。
この2点をバルーン業者に伝えることで、ニーズにあうゴム風船を用意してくれます。
ちなみにゴム風船へのプリントは、風船を1個ずつ膨らませてからシルク印刷やオフセット印刷などでおこないます。
ゴムの弾性が異なるので、多色印刷の場合、色と色が重なったり離れたりする場合があります。仕上がりの品質にこだわるなら、多色よりも1色のプリントの方がいいかもしれません。
また極端に細かいロゴや文字はプリントできないこともありますので、前もってバルーン業者に相談しましょう。
バレンタイン、ハロウィン、祭りのイベントに引っ張りだこ
このゴム風船、様々なイベントに使われています。年間を通して見てみると、
・1月…デパートやショッピングセンターの新春フェアに。
・2月…バレンタイン関連のイベントに。ハート型の風船を使って可愛らしさを演出。
・3月…ひなまつりイベントに。
・4月…新生活応援フェアや入園・入学用品(ランドセル、筆記具など)セールに。
・5月…こどもの日のイベントに。
・7月…水着セールや七夕関連のイベントに。祭りでもゴム風船は必須アイテム。
・9月…敬老の日関連のイベント。学校の運動会、体育祭、学園祭、スポーツイベントに。
・10月…ハロウィンのイベントに。
・11月…ボジョレーヌーボーの解禁日にあわせておこなわれるワインイベントに。
・12月…クリスマス関連イベントに。
また最近は、結婚式で使うニーズも増えています。
新郎新婦の名前を入れて各テーブルにデコレーション代わりに並べたり、屋外での披露宴ならゴム風船を一斉に飛ばす「リリースバルーン」で祝ったり……など。
イベント、販促品、プレゼントに便利なゴム風船を、ぜひオリジナルで作ってみては?