メモ書きしたものを一時的に文書などに貼り付ける「ふせん」。
そのふせんに、社名やロゴを入れてオリジナリティを高める「名入れふせん」は、企業やショップのノベルティとして利用されています。このコラムでは、そんな名入れふせんについて紹介していきます。
目次
事務用途から女性が楽しむコミュニケーションツールに?
ふせん、と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「ポスト・イット」。アメリカの化学メーカー、3M社が開発した黄色の糊付きふせんで、1980年に発売されました。
「剥がしやすい糊」を使ったアイデアが受け、今では世界100ヶ国以上で販売されるヒット商品に。日本でも定番文具として、オフィスや家庭で使われています。
そのふせんのイメージが、ここ数年前から変化しています。
文房具店を覗くと、ドット柄やボーダーなどデザイン性に富んだもの、動物のイラストの形にくり抜いたもの、人型のふせんを折り曲げてお辞儀しているように見せるタイプなど、かわいくてユニークなデザインばかり。
今やふせんは事務用途だけでなく、女性たちが雑貨感覚で楽しみながら使うコミュニケーションツールとしての顔もあるのです。
挨拶回りのお年賀グッズにもピッタリ!
また、ふせんは販促品や粗品に利用する「名入れふせん」という使い方もあります。
名入れふせんの場合、主に個人よりも企業やショップのノベルティグッズでの利用が多く、会社名やロゴ、イラストを入れて、取引先などにプレゼントします。メモ用紙代わりにデスク回りに置くので、常に会社名が人の目に触れ、広告効果がグッと高まるわけです。
名入れふせんの用途としては、次の5点が代表的です。
1、商品や企業のPR
2、営業用の販促品
3、展示会の配布品
4、年末年始の挨拶回り用品
5、会社設立の周年記念品
また企業やショップの他、学校関連、各種団体が名入れふせんを作る事例も多くあります。
専門に扱う名入れふせん業者に依頼をしましょう
名入れふせんと言えば、綴りで1枚1枚に企業名を印刷したタイプが多いですが、一般的にふせん1枚1枚に印刷→適度な大きさに裁断→糊付け加工、という工程を経て完成させます。
また、ふせん1枚1枚に印刷するのではなく、ふせん全体の側面やふせんカバー(表紙)、卓上式ならスタンドの部分に名入れすることも。カバーの素材は紙や革、プラスチックなど。
名入れふせんは専門的におこなっている加工業者に相談しましょう。
取り扱っている商品は専門業者によって異なり、ふせんカバーをメインに扱っているメーカーもあれば、ティッシュケースのように直方体の箱から1枚1枚取り出すもの、冷蔵庫などに貼れるマグネットシート付きふせん、のしのデザインをあしらったふせんなどユニークな商品を扱うメーカーも。また同じ商品を扱っていても、ロット数や印刷範囲、料金など条件が異なる場合もあります。
どんなふせんを作りたいのか具体的に決めてから、最適な加工業者を選びましょう。
名入れを注文するときに気を付けたい「文字サイズ」
ふせんに名入れできる内容は、社名・店名、住所、電話・FAX番号、メールアドレス、ロゴマークなど。こちらで用意する原稿は単純なので、名入れ商品さえ決めればすぐに注文できると思います。
ただし注文の際に気を付けたいのが、文字サイズ。名入れスペースの小さなふせんに多くの内容を入れると、文字1つ1つのサイズが小さくなり、視認性が下がってしまいます。
特に画数の多い小さな文字は潰れやすくなるので要注意。加工業者によってはフォントサイズのルールが異なるので、希望する文字サイズに対応しているか、あらかじめ確認しましょう。