近年流行中!販促品にも使える、マスクの名入れプリントに注目!

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マスクと体温計の写真

花粉症対策に欠かせないマスク。オリジナルプリントで広がる名入れマスクの活用方法。

現在、日本の花粉症患者数は2000万人とも3000万人とも言われ、年々増加の一途を辿っています。

対策に欠かせないのが、点眼薬や飲み薬、メガネ、ゴーグル……そして衛生用マスクです。

マスクをしてくしゃみをする女性

最近、このマスクに変化が訪れています。これまでは白色などの無地が大半でしたが、アニメのキャラクターや和柄を前面にプリントしたものなどが登場。衛生用品としてだけでなく、ファッショングッズという側面も持ち合わせています。

マスクにプリントという発想は面白いアイデアで、企業の販促品としても活用されています。

自社商品やイベントのキャンペーン内容をマスクにプリントして新規客に配れば、定番のポケットティッシュよりもインパクトがあり、高い販促効果が期待できます。

例えば、新薬や栄養ドリンクのイラストが入ったマスクを街頭配布したり、お菓子や飲料水とコラボしたり、住宅展示場やショッピングセンターでのミニイベントで来場者に配ったりといったケースがあります。

また、結婚式の引き出物や学習塾説明会の記念品など、様々な活用方法が考えられます。

他にも、オリジナルマスクのユニークな使い方として、マスクに動物の口元の写真やイラストなどをプリントして、仮装グッズとして使うこともできます。

9割以上が不織布?

産業用マスク、家庭用マスク、医療用マスクのイメージ写真

マスクと一口に言っても、その種類は様々です。一般社団法人日本衛生材料工業連合会(JHPIA)によると、マスクは大まかに3種類に分けられます。

外科手術などの際に使われる「医療用マスク」、工場などで作業時の防塵対策として使用される「産業用マスク」、風邪や花粉症対策として薬局やスーパーなどで販売されている「家庭用マスク」です。

衛生用品として、抗菌加工から商品の包装、検品まで、すべての作業で衛生面に配慮して製造されています。

家庭用マスクの素材には、ガーゼや不織布が使われていますが、最近は不織布が主流。

不織布とは、その名の通り「織っていない布」のことで、繊維を接着または絡み合わせた薄いシート状のものを指します。

綿織物を重ね合わせたガーゼと違い、複数の原料を組み合わせることで、厚みや隙間を自由に調整できるのが特徴です。

もともとは医療用マスクの素材として一般的でしたが、近年流行している花粉症によって急激に普及。現在は、家庭用マスク総生産数の9割以上を占めています。

保温性や保湿性に優れているガーゼのマスクに比べて、不織布のマスクは小さな粒子をカットする効果が高く、通気性にも優れています。

また、何度も洗って使えるガーゼのマスクに対して、不織布のマスクは値段の安いものが多く、基本的に使い切り。

風邪をひきやすい冬場や、花粉飛散がもっとも活発な3~5月頃に需要が集中する、季節性の高い商品です。

不織布マスクの形状は主に4種類。名入れの場合にも衛生面が何より大切。

不織布のマスクの写真

不織布マスクの形状は、大きく分けて4種類あります。

1、平型……一般的な形状。伸縮性を高めたフリーサイズのものもあります。

2、立体型……顔の形にフィットするよう、立体裁断して形状を整えたマスク。人間の顔の形に合わせてデザインされているため、隙間なくピッタリと装着でき、ウィルス飛沫や花粉をブロックします。

3、カップ型……口元と鼻の部分が盛り上がったドーム状の形で、顔にぴったりフィットします。立体型マスクよりも密着性が高く、隙間からの空気漏れがほとんどありません。

4、プリーツ型……立体的になるプリーツ構造で、上下に広げることで顔全面を覆うことができます。マスクをしたまま話してもズレにくいことが特長。プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、通気性が良いので、長時間使用しても呼吸が楽です。

オリジナルマスクを作る場合、マスクの形状にもよりますが、一般的に不織布には、転写やオフセットなどの製法でプリントします。

口や鼻のデリケートな部分を覆うため、使用するインクも人体に影響のないものでなければなりません。

発注前に確認しておきたい5つのポイント

子どもがマスクをして料理をしている写真

マスクのラインナップやロット数、印刷範囲などは業者によって様々。

マスクの形状によって印刷範囲やロット数が異なる場合もあるので注意が必要です。

最後に、発注前に確認しておきたい5つのポイントをまとめました。

・マスクの形状:文章や口頭ではきちんと伝わっているかどうか不安。HPで画像を見たり、商品サンプルなどを送ってもらったりして確認すると安心です。

・印刷範囲:エンドレス柄でマスク全面に印刷したい場合と、ワンポイントの印刷がしたい場合で、マスクの形状が異なることも。マスクのフチのどの辺りまで印刷できるのかなど、思い違いがないようにしっかりと確認しましょう。

・ロット数:ロットと価格も業者選びのポイント。印刷方法によっては版代がかかる場合もあるので、あらかじめチェックしましょう。

・色数:1色印刷の場合、2色印刷の場合など、色数によってロットが変わる業者もあるので、注意が必要です。依頼する側と作る側で、完成のイメージを共有しましょう。

・サイズ:子ども用のマスクが必要な場合などは、サイズのラインナップも合わせて確認しておきましょう。

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記者プロフィール

記者1号
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ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。