刺繍業界にはちゃんとした機械や材料のプロがいます
ミシン刺繍の世界は、難易度の高い仕事もあります。
刺繍糸をはじめ資材の知識も必要ですが、刺繍業界にはちゃんとした資材の専門家がいますので心配はありません。刺繍機と刺繍ソフトは、パソコンのハードとソフトの関係と同じ。いくらミシンがあってもソフトでデータを作らなければ動きません。
ネーム刺繍だけなら、タジマ工業ミシンが販売している『刺しゅうミシン(NEO6)及びオートグラフセットが今キャンペーン(編集部注・連載当時の情報です)』をやっていて、お値打ちです。ネーム刺繍から、この世界に入る方も多いです。
刺繍用のデータはどうやって作るのか
次のステップとして、デザインを刺繍データに作成する技術が必要になってきます。「刺繍デザイン」となると、ブラザーの刺しゅうPROが刺繍作成ソフトとしては有名です。
私の愛用しているプロ用のWilcom社の刺繍ソフトは、イラストレーターやコーレルドローのデザインソフトから、オートパンチというグラフィックデータを刺繍データに簡単に変換する機能があります。
グラフィック系が得意な方は、プリント、レーザーカッティング、ラインストーンデザインなどが簡単に作成出来るソフトから、プロ仕様のクオリティの高い刺繍デザインを作るWilcom社の刺繍ソフトをお勧めしています。
データ作りができると刺繍にどんどんハマります
刺繍データが作れるようになると、人はどんどん欲が出てきます。
ワッペンやアップリケが作れるようになると、超ハマります。お祭りの家紋を始め、龍、鷹、鯉等のハイレベルの刺繍作品も、どんどん作りたくなります。タオルにだって、バンバン刺繍したくなります。
女性ですと、エレガント系のレースやイニシャル刺繍、手刺繍風、クロスステッチなんてのもミシン刺繍で作れる時代になっています。ミシン刺繍を始めると『刺繍病(刺繍にハマる人の事)』にかかる人も多いです。それぐらいミシン刺繍というのは奥が深くて面白い世界でございます。性別問わず職人魂がくすぐられる世界です。
私の運営する『E-刺繍工房のミシン刺繍教室』には、北海道から沖縄まで、遠方から飛行機や新幹線に乗って、名古屋まで習いに生徒さんがいらっしゃいます。みんな刺繍病です。教室で、基本的な刺繍データの作り方の指導をしています。
ミシン刺繍は本当にジャンルが広く、お客様の要求も留まる所を知りません。ミシン刺繍は、お客様の満足度をアップさせる必須アイテムです。
つい、ミシン刺繍の事になると熱く語り過ぎてしまいます(*ノノ)。。。コラムの執筆は文字制限がありますので、ここでストップしておきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。