ミシン刺繍はパソコンと同じでハードとソフトがあります。ハードにあたるのがミシン刺繍機で、刺繍ソフトは刺繍機を動かすためのデータ作成ツールです。素人さんが刺繍機を買ってすぐに、いきなり刺繍データをサクサク作ってバンバン売るのは、よほどセンスが無い限り難しいです。
そこで、商利用可能な刺繍データを使って安価な無地の布、バッグ、着物の半衿や帯等に刺繍を入れて販売している人もいます。刺繍データを作るのにはとても時間がかかりますが、既製の刺繍は試し縫い済みなので、ミシン刺繍機にセットしたらすぐに刺繍をしてくれます。刺繍ソフトを使って出来上がった刺繍データのシミュレーションを見たりすることで、刺繍データの作り方の勉強にもなると思います。人の作った刺繍データを見て研究するのも面白いです。刺繍データの作成が難しいと悩んでいる人は、既製の刺繍データを使ってみるのも良いと思います。
安い生地でも刺繍をすれば高級生地に変わり、付加価値の高い仕事に繋がります。個人で安価な無地の生地に刺繍するのにも、色糸選びのセンスが要りますが、付加価値を付けることで利益率もアップすると思います。洋裁ができる人なら、刺繍生地を仕立てて製品にすることもできます。ミシン刺繍は使い方、アイデアで無限の可能性を秘めています。
E―刺繍工房でも、ミシン刺繍の初心者からプロまで使いやすい商利用可能な刺繍データを作成、販売しています。和柄を中心とした刺繍データで、Yahoo!ショッピングで販売しています。今は昭和レトロブームでもあり、海外からの観光客様には和柄の刺繍は気に入っていただけるのではと思っています。
写真は洋裁の得意な方に作っていただいた刺繍入りのバッグとCDのジャケットとCDに入っているミシン刺繍の試し縫いの一部です。