初心者向けのミシン刺繍教室を運営しているE-刺繍工房の畔柳悦子です。教室では、皆さんのよくある失敗や楽しい話、面白い話、残念な話等色々飛び交います。今回は前回(「刺繍の基本ステッチ」)の続きです。気になる方は読み返してみて下さい (*^-^*)ニコッ♪
刺繍に失敗した時に、覚えておきたい刺繍のほどき方を解説します!
ミシン刺繍の仕事では失敗して残念な刺繍になる事もあります。今回は残念な刺繍のほどき方について書きたいと思います。
1、刺繍のほどき七つ道具を用意します。
「フェザー・ハイ・ステンレス両刃」、「刺繍枠」、「クローバー糸ぬき」、「糸切りバサミ」、「リッパー」、「ガムテープ」、「ティッシュ」の7つです。
2、両刃の紙を開き、片側の紙を折り、刃が出ない様に片側を包みます。
3、前回作ってしまった残念な悦子の刺繍を解きたいと思います。ほどいた糸が散らばらない様に下にティッシュを置きます。
4、解きたい刺繍の裏を上に枠をはめます。
5、人差し指と中指で解きたい部分を持ち上げます。
6、布を切らない様に細心の注意を払いながら、刃を弓なりにして裏の糸を削ぐ様に削ります。
7、裏を糸ぬきで、ゴリゴリします。
8、表からも、ゴリゴリします。
9、部分的に下糸はリッパー、結び目はハサミ等を駆使してほどきます。
10、最後はガムテープで細かい糸を取り除き完了です。
刺繍のほどき方も立派な技術の1つなんです
刺繍のほどきも技術の一つと思います。ほどくのは失敗した時だけではなく、ネームの入れ替え等でも必要になる時があります。刺繍屋さんによっては刺繍専用のバリカンを使ってほどく所もありますが、私はアナログで今回ご紹介した方法でほどいています。
刺繍のほどき方はミシン教室でもよく聞かれる質問です。