ボタンホール刺繍と菊穴刺繍の作り方のレポートをしたいと思います。
ボタンホールはわかるけど「菊穴」って何ぞや? と思われる方もいると思います。
菊穴とは、野球の帽子等の通気口によく使われる穴がかり刺繍です。
内蔵データを使ったボタンホールの刺繍方法
ミシン分野で歴史のあるブラザーの刺繍データ作成ソフト「刺しゅうプロ」に内蔵されているデータを使うのが一番便利な方法だと思います。刺繍ソフトにボタンホール刺繍データが内蔵されている事はあまり知られてないので、コラムを通じて良いと思う情報をご紹介したいと思います。
1、ファイル刺しゅうプロデータ取り込み→OS(C:)→Program File(x86)→ Brother →刺しゅうプロ10→Design Library→の順番でボタンホールのファイルを探します。
その中にButton Hole L 、M、Sサイズのボタンホールが内蔵されています。
2、ファイルからデータを取り込みます。
3、刺繍枠にはめて好きな位置にボタンホール刺繍が簡単に出来ちゃいます。
内蔵データを使った菊穴の刺繍方法
4、こちらも刺しゅうプロのソフトで製作。グリット5㎜で表示して、5㎜の走り縫いの円を作ります。
5、刺繍データの色を変えてサテンステッチのパンチをこの様に入れます。刺繍データはこれで完成です。とってもシンプル過ぎて生徒にはよく驚かれるデータの作り方です。
6、刺繍データを作成出来る方は、ここまでは想像出来ると思います。ここからが本番! この時のミシンの設定は色変え毎に止まる設定にし、走り縫いを入れます。
7、次に取り出すのは秘密兵器のスクリューポンチという穴を開ける道具!!
8、先ほど刺繍した走り縫いが案内線の役割を果たしますので、枠をはめたままで穴を開けます。
9、またミシンに枠をセットしサテンステッチを入れたらOKです。
10、ミシン刺繍機で作る菊穴の完成です。
ミシン刺繍は知れば知るほど奥が深く教室に来る生徒達は、どんどんミシン刺繍の魅力の虜になっていくんです。