これから新規でミシン刺繍機を導入される方には、是非読んで頂きたいと思います。
ミシン刺繍機を導入してお金を得ようとするならば、ある程度ミシン刺繍の知識のある方に刺繍データの作り方・基本などのノウハウを聞いて欲しいと思います。
ネーム刺繍する人は「漢字刺繍ソフト」も入れて欲しい
ただパソコンに文字を入力して、簡単に刺繍が出来るという考えは初心者です。
データ作成が便利になったからと言って、オートパンチで漢字刺繍は作らないで欲しいと思います。
この専門誌を読んでいる読者様はプロ意識の高い方ばかりだと思います。ミシン刺繍機は収入を得るために導入していると思います。
最新の刺繍機、刺繍ソフトを購入する時に、ネーム刺繍をやる方は『漢字刺繍ソフト』も入れて欲しいと思います。そこをケチっては駄目です。
先日インターネットで刺繍販売している刺繍の画像を見て愕然としました。
これは、明らかに漢字刺繍ソフトの文字じゃない。『明らかにオートパンチ刺繍の文字だ』と分かる刺繍でした。

残念な刺繍屋というオート変換の文字。書き順めちゃくちゃ(Wilcom)。

内蔵の「刺繍屋」という綺麗な文字(Wilcom)。
残念な刺繍はプロが見れば歴然の差
プロ・セミプロの目から見たら歴然です。
オート変換で作った文字を平気でネット上に載せているのは、『私はど素人です』と言っている様なモノです。
ネーム刺繍でお金を頂くのであれば、漢字刺繍のデータを購入して欲しいと思います。これは必須だと思います。
各メーカー様の出している漢字刺繍データは、書き順など意識して作っていると思います。
私の愛用しているWilcomの刺繍ソフトの漢字オプションについている漢字刺繍データは、日本人が一文字一文字を丁寧にパンチして作っています。
アルファベットは外国の方の製作と聞いています。お客様の目は節穴ではありません。
オートパンチの残念な刺繍の対価としてお金をもらっているとしたら、とても残念な事です。
私から見たら、お客様を馬鹿にしているとしか思えません。お金をもらう以上は最低限の知識とプロ意識(プライド)を持って仕事をして欲しいと思います。
昔は横振り刺繍の職人が、筆で書く書き順に忠実に刺繍していました。そういう文化を引き継いで、各刺繍ソフトメーカー様は研究を重ね漢字刺繍ソフトが誕生しました。
「お」や「ね」の重なりが逆? 「Y」の書き順が違う!
ネーム刺繍でお金を稼ぐつもりであれば、最低限のミシン刺繍の知識や見る目を養ってから導入を検討して欲しいと思います。
販売側もミシンを買うまではチヤホヤして、購入後は『後は自分で頑張って』という業者もいると聞いています。
そういう点を踏まえ、実際に使っている方の体験談を聞いたり、アフターフォローがしっかりしている業者様かを見極めて、検討されると良いかと思います。
ひらがなの『お』や『ね』のくりんと重なる部分が逆になっていたり、アルファベットの筆記体『Y』の文字などの書き順が変だったりしたのを見た事があります。
是非、厳しく見る目を読者様に養って頂けたらと思います。ミシン刺繍教室ではその事を『鬼検品』と言っています。Ψ(`▽´)Ψ