ミシン刺繍教室を運営していると、色々な業種の方がミシン刺繍に興味を持ち始めている手応えを感じます。
訪れる方は全くの初心者から刺繍屋に勤めている方、Tシャツプリント、作業服や学生衣料販売の方がお忍びで習いに来られます。
目次
成功体験の積み重ねが大きな自信になる
最近のトレンド(流行)として主婦が手作りしたモノをインターネットの手作りサイトやマルシェ(手作り市)で販売して副収入を得るというのがブームになっています。
それは、店舗を持たず始められるメリットがあるからです。自分のオリジナルデザインの刺繍を入れて販売したいと希望と野望を持って習いに来ます。
刺繍しか知らない方はプリントの機械に興味を持ち、プリント業界の方が刺繍の仕事にも興味を持つ多種多様化に市場は変わっていっていると感じます。
自分で作った物を喜んでいただけて、それを対価としてお買い上げ(ご購入)いただける事は自分が認められたという自信にも繋がるんです。
小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信に繋がって大きな喜びになっています。
刺繍を独学で学ぶには時間がかかる
これからミシン刺繍機導入を検討される方はミシンを購入したお店でしっかりと習うか、ミシン刺繍教室に一度習いに来ていただけたらと思います。
誰だって『初めて』はあります。
ミシン刺繍を独学で学ぼうとすると、もの凄く時間が掛かりますが基本を学ぶだけでも、悩む時間をショートカット出来ると私は思います。
時間も大切な経営資源です。特殊な刺繍加工は指導出来ない事もありますが刺繍入門として資材の事等、これからミシン刺繍をやっていく上での最低限の知識は教室で教えられると思います。ミシン刺繍の基本を知る事で刺繍業界に後発で参入する不安は、多少払拭出来るかなと思います。知らないと怖いけど知ってしまえば怖く無くなります。
タオル刺繍に使えるおススメ資材
タオルにいきなり刺繍をすると、刺繍と刺繍の間からパイルがはみ出て残念な刺繍になってしまいます。
刺繍する時は、糊が水溶性の『140WAP』という接着芯を裏にアイロン接着し、刺繍する表面には水溶性シート『ハイセロン』がお勧めです。刺繍資材は㈱大本商事さんで購入出来ます。
『140WAP』の特徴は、縦にも横にも破る事ができ、処理がとても楽で画期的なお勧め資材です。
水溶性シートハイセロンは刺繍後は破り取り、細かく残った所は水を浸み込ませた綿棒で取ると綺麗に仕上げが出来ます。タオル刺繍をした事が無い方は是非、お試し下さい。
一度試してほしいタオル刺繍の方法をご紹介
1、水溶性シート『ハイセロン』を乗せて刺繍した状態。
2、簡単に水溶性シートは剥がれます。
3、細かい取り残しは綿棒に水を付けて仕上げします。
4、『140WAP』の下紙も簡単に剥がれます。
5、タオル刺繍の完成です。