最近のボディエチケットといえば、髪形や服装、そして「ニオイ」対策です。現代社会においてニオイは、男女ともに関心の高いキーワードとなっています。
特にビジネスの場では、体臭や口臭、加齢臭、キツイ香水の臭いなどによって周囲を不快にさせる「スメル ハラスメント」という言葉も生まれました。
個人的には「そこまで大騒ぎしなくてもいいのに……」と思うのですが。
ドラッグストアやホームセンターを覗くと、様々な消臭グッズが販売されています。ひと昔前にはなかった、男性用の消臭クリームなども棚にズラリと並んでいます。
実はこの消臭グッズをオリジナルで作りたい、というニーズがあります。
例えば紳士服販売店。これは店のロゴが入った靴用消臭シートをお客さんにプレゼントするというもの。他にもホテルがアメニティとして消臭スプレーを作る事例もあります。
そこでこのコラムでは、オリジナルで作る消臭グッズについて紹介します。
防ぎたいニオイの数だけ、消臭グッズがある
ニオイの元を断ち切る消臭グッズですが、その種類は千差万別。体臭を防ぐものから自動車用、冷蔵庫用、室内用、トイレ用、台所用、ゴミ箱用、玄関用、下駄箱用、タバコ臭用、ペット臭用など、ニオイによって商品も細分化されています。
商品の形態も様々で、噴霧型のエアゾール剤やポンプスプレー剤、置き型や吊り下げ型、含浸体(固型物に液体を含浸させたもの)、液体(吸い上げタイプ、フィルム透過タイプなど)……などがあります。
消臭グッズの定番といえば、体臭や汗を抑えるデオドラント剤。
体臭によるニオイは汗と雑菌の繁殖で発生するため、デオドラント剤には殺菌作用のある銀イオンや重曹などが含まれています。最近は除菌や消臭効果だけでなく、皮脂吸着性パウダーや皮膚の刺激を抑えたものも登場しています。
消臭+抗菌の名入れグッズも
名入れに対応した消臭グッズは、主に紳士服店やスポーツ店の景品、各種イベントの配付用などに使われます。
靴やブーツの中に入れておくことで嫌なニオイを取り除く「消臭シート」、ロッカーやハンガーラックに吊り下げて衣類のニオイを吸着させる「消臭ハンガー」など。
消臭シートの場合、女性用の靴やスニーカーなど狭い履き口の靴に対応したものもあります。(汗などの臭気成分や消臭効果は人によって感じ方が変わります)
名入れ消臭グッズが欲しい場合は、専門の印刷会社やノベルティグッズ業者に問い合わせましょう。抗菌効果のあるデオドラント付きの商品を取り扱っている業者もいるので、相談してみては。
秋冬シーズンこそ、しっかりしたニオイ対策を!
秋~冬のシーズンは靴専用の消臭グッズが人気です。
「寒い季節だからニオイはきつくないのでは?」と思いがちですが、もともと足の裏は汗腺が集中しており、体の他の部分の3~10倍の汗腺があります。ちなみに1日にかく汗の量は、なんとコップ約1杯分!
また足の裏は角質層が厚く、新陳代謝や歩いたりする時の摩擦で剥がれ落ち、垢となります。その垢と汗や皮脂が混ざることで常在菌の繁殖が増し、強いニオイを発します。
靴による足の蒸れもニオイを増大させる原因の1つ。
靴を長時間履いていると足が密封されて、靴の中の温度が上がり雑菌の活動が活発になります。足の蒸れによって角質層が剥がれやすくなり、雑菌が繁殖します。
夏場はサンダルなど通気性の高い靴を履くので足が蒸れにくいですが、冬は寒さしのぎに密閉性の高いブーツや厚手の靴下を履きます。足が密封されるのでかえってニオイが発生しやすくなるのです。
ニオイが気になる秋冬シーズン。得意先の企業やエンドユーザーにオリジナル消臭グッズをPRできるチャンスかも。新入生、新社会人向けのイベントの景品にもよさそうですね。