社員証などを首からぶらさげる「ネックストラップ」に名入れがしたい!依頼時に気を付けるべきポイントとは

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ネックストラップの写真

ビジネス用途だけじゃない!販促品やコレクションアイテムとしても活用できる

カードホルダーに入れた社員証などを首からぶらさげるために使用する「ネックストラップ」。多くの企業がオフィスセキュリティの面からネックストラップに社員証を入れて、常時着用することをルールとしています。

展示会などのイベントでは、カードホルダー付きのネックストラップが配布され、名札パス代わりに使用されることがあります。カードホルダーに名刺を入れてストラップを首からさげることで、受付を済ませたという証明になり、同時に、部外者の入場を防ぐセキュリティの役目も果たします。

最近では、高級車の車名やロゴを印刷したネックストラップや、アニメやゲームなどのイラストが入ったカラフルなものも販売されています。他にも、商品やイベントのキャンペーン内容をプリントして配るなど、ビジネス用途以外にも活用の幅が広がっています。

そんなネックストラップについて、種類や名入れ方法などを調べてみました!

カードホルダー付きのネックストラップを首からぶらさげている写真

スタンダードなものから、香りや蓄光などの機能付きストラップまで。「松葉」などのパーツにも注目。

ネックストラップは種類が豊富で、ストラップの素材だけでもナイロンやポリエステル、マイクロウィーブなど多岐にわたります。スタンダードなもの以外にも、抗菌仕様、香り付き、静電気軽減、蓄光タイプといった機能付きストラップもあります。

機能性ストラップの画像

ストラップの先端パーツもリングタイプや金属製・プラスチック製のクリップ、ナスカンなど様々。

さらに、携帯電話などを取り付けるのに便利な「松葉」と呼ばれるパーツをオプションで付けることもできます。デザインや素材、強度などの違いがあるので、こだわって選んでみても良いかも。

その他にも、プラスチッククリップや安全具、紐の長さが調節できるスライダーなどのパーツを付けられる場合もあります。ネックストラップの製作と合わせて検討してみましょう。

プラスチッククリップや安全具、紐の長さが調節できるスライダーが付いたネックストラップの画像

ネックストラップへの名入れ依頼、3種の方法と注意点

ネックストラップに名入れを依頼するには、主に3種類の方法があります。

1、文字のみ、または文字+テンプレートから選ぶ方法

文字のみ、または文字プラステンプレートから選んだ場合の、名入れネックストラップの完成イメージ画像

ストラップ部分に単純に文字だけを印刷したものや、既存のテンプレートからデザインを選んで文字と組み合わせたものなどが製作できます。

色×文字のシンプルなデザインを手軽に依頼したいという場合に向いています。

また、自分でデザインデータを作製できない場合にも、グラデーションや花柄、ドット模様などのデザインテンプレートから選ぶことで、カラフルなネックストラップが作製できます。ただし、テンプレートの有無や種類は印刷業者によって異なります。

デザインの自作はできないけれど柄を入れてオシャレにしたいという場合には、色々なテンプレートを見ながらお気に入りを選ぶのも楽しそうですね。

2、自作したデザインデータを送る方法

自作したデザインデータを送った場合の、名入れネックストラップの完成イメージ画像

文字を伝えて製作する方法と比べて、よりオリジナリティが出せるのが、「イラストレーター」などのデザイン編集ソフトでデザインデータを自作する方法です。

マークやイラストを入れたり、文字の書体をこだわったものにしたいという時に便利です。自由にデザインできる反面、印刷範囲や色の指定方法など、データ作りの段階で注意が必要。

商品が届いてみたら思っていたものと違う!というトラブルを避けるためにも、データ入稿の前にデータの作り方や印刷の特性について、しっかりと確認しましょう。

3、デザインデータの作成を依頼する方法

デザインデータの作成を依頼した場合の、名入れネックストラップの完成イメージ画像

自由度の高いデザインにしたい場合、デザイナーにデータ作成を依頼するというのもひとつの方法です。

ロゴマークやイラストなどの画像を送ってデータ化を依頼したり、ラフスケッチや口頭でイメージを伝えてデザインを作成してもらうなどの方法があります。

印刷業者によってデータの作り方や表現できることが異なりますので、デザイン作成を依頼する際には、十分注意しましょう。

内容によっては、印刷業者にデザインデータの作成から依頼できる場合もあります。そのようなサービスを利用すれば、データ作成の知識がなくても安心して任せられそうです。

発注前に知っておきたい、名入れネックストラップ製作で気を付けるべきこと

様々な種類がある名入れネックストラップですが、製作依頼の際、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。具体例をご紹介します。

・ストラップの印刷にはシルクスクリーンや昇華転写など様々な製造方法があります。文字の細かさや色の制限などによって使い分けられ、製造方法によっては文字のサイズが小さすぎると再現が難しい場合もあります。また、データで作った色と現物では風合いが異なることも。サンプル品を取り寄せれば、完成品をイメージしやすくなります。もっと厳密に色合わせをしたい場合には、試作品の製作を依頼すると良いでしょう。

・ネックストラップへの印刷は繰り返し(エンドレス)印刷が基本です。そのため、ストラップを輪状にした時に、先端にデザインの一部がかぶります。デザイン間の位置合わせをすることで防げますが、別途料金が必要な場合もあります。

先端の位置合わせ処理をおこなったストラップと未処理のストラップの比較イメージ画像

エンドレス印刷のため、先端の位置合わせ処理が必要。
黄色のストラップは未処理のもの、青のストラップは位置合わせ処理をしたもの。
※画像はイメージです。

・「ご注文は何個から」など、ロット数が決まっていることも多いので、あらかじめ確認しておきましょう。

どういうものが作りたいのか、どのくらいの個数必要なのかを決めておけば、製作方法が検討しやすくなります。ネックストラップの幅によって入れられるデザインに限りがあるので、完成品をイメージすることが大切です。

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記者プロフィール

記者1号
記者1号
ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。