思い出作りの商品開発と販路開拓

畔柳悦子畔柳悦子

ミシン刺繍教室を運営していますが教室がない日もあります。そんな仕事のない時に、ボーッとお客様を待っているだけではなく、ミシン刺繍でオリジナルの商品開発として、定番商品のフェルト製将棋盤や碁盤を作ってインターネットで販売をしています。

突然ですが旅行は好きですか?  主要駅、道の駅、遊園地、映画館等の人の集まる所には思い出の記念グッズが溢れています。

OGBSマガジンの読者様はお客様の「欲しい」という願いを叶えるために日夜、オーダーを受けて製作していると思います。「オーダー」は受け身で、オーダーを受けてから製作するので在庫を抱える心配がないのが最大のメリット。

お土産屋さんで販売されるのは大抵の場合、その土地に由来のある記念グッズが多いですよね。売れなければ在庫として残ってしまうデメリットもあります。

お土産屋さんで定番商品を作れば「在庫がなくなったら作る」という流れができて在庫を抱えるリスクも減ります。売店は思い出作り商品の宝庫です。

私の体験談を聞いてください。ネットでフェルト製将棋盤を販売していたら、商品を気に入ってくださったお客様が将棋のプロ女流棋士さんにプレゼントしたのがきっかけで、実力のある女流棋士さんから関西将棋連盟様の売店に紹介してもらうことになり、売店で販売することができました。

実績が認められ、フェルト製の碁盤も

その後、実績が認められ、紹介で、東京の囲碁の聖地である日本棋院様の売店でも「フェルト製の碁盤」も扱っていただけるようになりました。

関西将棋連盟様売店の様子その1

 

関西将棋連盟様売店の様子その2

本当に小さな成功体験ですが、私にとって信頼を得る体験でした。販売が開始され、しばらくして販売店に出向き色々お話を伺いました。お話の共通点は、将棋も囲碁も「大会になると人は集まります。自分用ではなくプレゼント用にと、段の昇給記念や大会の見学に来た記念に商品をお求めになる」でした。

お客様は、昇給した喜びや記念日の喜びの日には財布の紐が緩くなります。本当に嬉しいお話を伺いました。ですが売店のお姉さん達は話を続けます。「飛び込み営業は大抵、お断りします」。注意して下さいね。

売店のお姉さんや売店の管理者様のお話では「紹介があったから」が共通する言葉です。よく色々な業者が飛び込み営業に来るけど、大抵の場合断るそうです。

特にアルバイトの人には権限がありません。なので、その売店の元締めの方とお知り合いになり「紹介をもらう」のが飛び込み営業よりも、商品を置いてもらう確率が上がるのかなと思いました。ビジネス用語で表現すると「センターピンを狙え」ですね。営業して行く上で成功の近道は紹介をもらえるくらい信頼関係を築く努力が必要だと感じました。

日本棋院様の売店の風景 その1

 

日本棋院様の売店の風景 その2

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記者プロフィール

畔柳悦子
畔柳悦子
女性目線のミシン刺繍のパンチ屋・初心者向けのミシン刺繍教室を開設。ブログ『E―刺繍工房』のタイトルで執筆中。2003年10月にクラフトハート東海入社。パート 2年勤務。この時、ブラザーの刺しゅうプロと出会う。2005年6月に㈱ビートップスタッフ入社。派遣社員としてブラザー集中修理センターで1年10ヶ月勤務。2007年4月に㈱白川ネーム店入社。パート&アルバイトで2年4ヶ月勤務。Wilcomの刺繍ソフトに出会う。2009年2月にWilcomの刺繍ソフトを使用しながら刺繍データ製作開始。2013年にミシン刺繍教室を開設。2014年からOGBSマガジンでコラム連載開始。 https://eshisyu.com/