スタート&エンドを意識する タタミ縫いのデータ作り
タタミ縫いの刺繍データを作成する時は、スタート&エンドの位置をとても意識して作成しています。
素人さんの刺繍作品を見るとタタミ縫いに隙間が発生している作品を見かけることが時々あります。作成者は、あまり気にしていないのか、気になっても直し方が分からない方なのかもしれないと感じて、刺繍データを作る時に意識しているスタート&エンドのポイントをレポート致しました。
刺繍データ作成する全ての工程でスタート&エンドを意識しながら作るのがポイント。刺繍ミシンの動きを脳内でイメージしてデータ作成する癖をつけると綺麗な刺繍データが作れるようになると思います。
①タタミ縫いをする時に刺繍ミシンが変な動きをして「隙間ができる」という問題にぶち当たる時があります。
②刺しゅうプロのデータで確認。原因はR1(スタート)R2(エンド・縫い終わり)が一番下の部分に位置しているからです。
③R1走り縫い→AからR1にタタミ縫い→R1からBに走り縫い→BからR2へとタタミ縫いの動きをします。
④実際に刺繍しているところ。こういう動きをするので、隙間ができるんです。
⑤R1をA地点にし、R2をB地点にすると、刺繍データに無駄な動作が無くなりストレートにAからBに刺繍が入ります。
⑥ストレートにAからB地点に向かってタタミ縫いが進みます。
⑦スタート&エンドの位置を意識することで隙間の無い綺麗なタタミ縫いができるんです。
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