手抜きアップリケの作り方

畔柳悦子畔柳悦子

アップリケ刺繍は、アップリケ用の形に切った布を用意して、案内線を刺繍してから布を乗せ、Eステッチで布を綴じてからサテン縫いで刺繍をする。それが正統派の作り方ですが、ミシン刺繍教室で教えた裏技が好評だったので今回のテーマにしてみました。

裏技の条件は熱に強い生地の上に、熱に弱い布(ポリエステル素材など)を乗せること。刺繍糸は熱に強いレーヨンの刺繍糸を使用することです。

アップリケの縁取りは太目のサテンステッチしかできないという概念をなくす、普通の細さの刺繍データでもアップリケにできる裏技です。面の部分をタタミ縫いで埋めるよりもずっと早くできるので、よかったら試してみてください。

 

①アップリケのデータでは無く普通の文字と兎の刺繍データです。

①アップリケのデータでは無く普通の文字と兎の刺繍データです。

 

②文字の刺繍が入った後にストップする様にミシンで設定します。

②文字の刺繍が入った後にストップする様にミシンで設定します。

 

③字刺繍の下にポリエステル生地をテープで止め刺繍を入れます。

③字刺繍の下にポリエステル生地をテープで止め刺繍を入れます。

 

④刺繍入れ完了

④刺繍入れ完了

 

⑤綿のトートバックは熱に強く溶けないので、直接ヒートカットしても大丈夫。

⑤綿のトートバックは熱に強く溶けないので、直接ヒートカットしても大丈夫。

 

⑥こんな感じに簡単にアップリケの完成です。

⑥こんな感じに簡単にアップリケの完成です。

 

⑦タオルも綿素材で溶け無いので、同じ要領で裏技は使えます。

⑦タオルも綿素材で溶け無いので、同じ要領で裏技は使えます。

 

 

記者プロフィール

畔柳悦子
畔柳悦子
女性目線のミシン刺繍のパンチ屋・初心者向けのミシン刺繍教室を開設。ブログ『E―刺繍工房』のタイトルで執筆中。2003年10月にクラフトハート東海入社。パート 2年勤務。この時、ブラザーの刺しゅうプロと出会う。2005年6月に㈱ビートップスタッフ入社。派遣社員としてブラザー集中修理センターで1年10ヶ月勤務。2007年4月に㈱白川ネーム店入社。パート&アルバイトで2年4ヶ月勤務。Wilcomの刺繍ソフトに出会う。2009年2月にWilcomの刺繍ソフトを使用しながら刺繍データ製作開始。2013年にミシン刺繍教室を開設。2014年からOGBSマガジンでコラム連載開始。 https://eshisyu.com/