マカロンをレーザー加工してみた結果は?

記者1号記者1号

加工前のマカロン

オリジナルグッズ作りでよく聞く言葉。それが「レーザー加工」です。

文字通り、レーザー光線を使って対象物に熱を加えることで加工するプロ向けの加工方法です。最近ではレーザー加工機を置いたカフェやモノづくりセンターなどが増えてきましたが、オリジナルグッズ作りの業界では、20年以上前から使われてきた、歴史ある機械なんです。

このレーザー加工ですが、加工する素材として定番なのが「木材」、「アクリル」、「革」など。これらの素材でできた写真立てやボールペン、バッグタグなどに名入れした商品がオリジナルグッズの主流でもあります。

しかし、レーザー加工は熱を加えて加工する機械。

すなわち、熱で加工できるモノなら、レーザーでも加工できるはず。
そこで、「つくる窓口」記者1号が、普通のオリジナルグッズ業者ではあまりやらない、少し変わった素材へのレーザー加工に挑戦してみました。

今回挑戦するのは、ここ数年で定番化したスイーツ、「マカロン」。砂糖とメレンゲ、アーモンドパウダーを合わせた生地を焼き、クリームを挟んだ洋菓子ですが、最近では専門店がいくつも出来るほどの人気ぶり。ちょっとしたプレゼントにもピッタリなので、レーザーでメッセージや絵を入れてはどうでしょう……。早速、チャレンジを開始します!

マカロンが潰れるので定規で高さを測ることに

通常、レーザー加工機で対象物に加工する時は、加工物の高さを測る必要があります。その際、オートフォーカスセンサーと呼ばれる装置が加工対象物を上から押さえつけて計測します。

しかし、この手法だとマカロンが潰れそうだったので、定規で計測することに。緩やかな丸型なので、レーザーの焦点をどこで合わせるのかが難しい……。

今回は頂点よりもやや下に焦点を当て、丸みを帯びた部分まで加工できるようにしてみました。

マカロンの高さを定規で計測

いざ、レーザー加工開始。

使用機種のLS900XPは出力が75W、加工速度が4m/秒。出力20%なので15W相当のレーザーの強さになります。

速度は50%なので2m/秒。マカロンは上部だけでなく下部も丸みを帯びているので、レーザー加工中にヘッドの動く振動で微妙に揺れてしまいました。しっかり加工するなら固定するための器具が必要かも知れません。

レーザー加工が終わると、あま~い香りが漂う

マカロンは1つ1つ高さが微妙に違うので、複数個を並べて一気に加工するのは難しいようです。

レーザー加工そのものは1~2分で終了。

マカロンをレーザー加工中

下記にある加工時間約20分というのは、加工エリアを指定したり、マカロンの高さを計ったり、出力や速度を考えたりする時間がほとんど。加工後、レーザー機の蓋を開けると、部屋中にあま~い匂いが漂ってきました。

解像度を800dpiにしたので、完成したマカロンにはしっかりと茶色で焦げ目がつきました。

マカロンにレーザー加工完成

解像度を上げると、同じ箇所を何度もレーザーで彫るため、色が濃く出ます。完成度が高いので、プレゼント用のオリジナルメッセージ入りマカロンとして十分使えそうです。

マカロン赤のアップ

マカロン白のアップ

加工条件
◎使用機種:グラボテック㈱「LS900XP・75W機」
◎出力:20%
◎速度:50%
◎加工モード:ラスター
◎加工回数:1回
◎解像度:800dpi
◎作業時間:約20分

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記者プロフィール

記者1号
記者1号
ハンコとスタンプの専門雑誌「現代印章」と、オリジナルグッズを作る業者向け専門誌「OGBSマガジン」の記者。日本全国どこでも現れる。オリジナルグッズを作りたいと考えている人に役立つ知識を紹介するため、日々邁進中。趣味は寺社・仏閣めぐり。