連載コラム・欲しくて探して買ってみた:年賀状印刷

秋吉純子秋吉純子

年賀状印刷

毎年毎年、今年こそ止めようと思う年賀状。

去年なんか大晦日に大急ぎで5枚だけ印刷してポストに入れたっけ。元旦に届く年賀状は嬉しいものだけど、ここ最近友人から届くのは子供の写真入りのクソ面白くないものばっかり。

ヘタしたら添え書きもなしで、差出人は旦那と連名だったりして、旧姓しか覚えてないアタシには「誰やねんコイツ」という判別不能ハガキも少なくない。ないのか? さすが○○ちゃん! と唸りたくなるようなおもしろ年賀状は!

郵便局を即刻却下にした理由とは

貰うはいいが、出すのが面倒な年間行事。夏休みの宿題じゃないけど、ギリギリじゃなくて、今年は少し余裕を持ってじっくり作成してみることにしました。

いつもインターネットで買うので、たまには実店舗に行ってみようと、最近マツコデラックスがCMをする郵便局に足を運びました。

壁一面に年賀状印刷のパンフレットが並んでいます。特設コーナーがあって担当者にあれこれ相談しながら頼むのかと思いきや、自分で絵柄を選んで窓口に申し込むだけのよう。

で、パンフは盛んにネット注文を促しています。割引率も窓口が15%に対してネットなら20%。絵柄も400柄と増量されて、郵便局にもネットの波が押し寄せてる様子。

一般的な絵柄に加え、今年話題のアナと雪の女王などのディズニーやジブリ柄が選べるようですが、子供もいないアタシがジブリを選んでも意味なーし! おまけに宛名印刷の対応がないなんてありえへん! 郵便局は即刻却下です。
編集部注・連載当時の情報です。

郵便局のチラシ1

郵便局のチラシ2

郵便局に置かれていたチラシ。宛名印刷に対応していないとは。

スーパーのチラシにもディズニーとジブリ

もう1軒ぐらい実店舗で探してみるかと、今度は近所の大型スーパーに足を伸ばしてみました。

クリスマス音楽とイルミネーションギラギラの中で発見した〈年賀状印刷承ります〉の場違いなほど大きなのぼり。ここは特設会場があるものの相談員は常駐せず、ただパンフが置かれているだけ。

確かにこんなクリスマスムード一杯の中で来年の年賀状のことを考える人はおらんよな。誰にも見向きもされない特設コーナーは、お父さんの休憩所代わりになってました。

写真キャプション・スーパーに置かれていたチラシ。こちらも宛名印刷は不可。

パンフを手に取り絵柄を見ると、さっきの郵便局とよく似た絵柄のラインナップ。
スーパーの年賀状チラシ1

スーパーの年賀状チラシ2

スーパーの年賀状チラシ3

スーパーに置かれていたチラシ。こちらも宛名印刷は不可。

ええ、ええ、もちろんあります、ディズニーとジブリ。絵柄が郵便局よりかなり豊富です。しかし、やはりこちらのパンフもネット注文の文字が踊りまくり。

早割20%のところが30%引きだそうです。

でも残念なことにアタシの決定ポイント、宛名書きサービスを見ると、決まった7柄を選んだ場合でないと宛名書きが受けられないというのです。ありえへん! 年賀状を頼む人にとって宛名書きが一番面倒やのに。

最近、アタシの手元に届く年賀状の中で、宛名が手書きされたものなんて皆無。アンタらホンマに自分で何十枚も宛名手書きするの?

悪態をつきながら「実店舗で年賀状を頼むのは限界やわ」と呟いてしまいました。

ネットでは宛名書きサービスは基本?

そこでまたしても今回もインターネットのお世話になることに。

〈年賀状 印刷 宛名書き〉で検索です。すると出るわ、出るわ、出まくりなのです。ネットで年賀状印刷を受けているサイトでは、宛名書きはもう基本サービスのよう。しかもそれを無料サービスにするサイトだってある。すごいな、激戦やん。

2営業日納品なんて当たり前やし、値引率も早割なら30%オフが当たり前、なんなら半額ってところまであるぐらい。おまけに絵柄がめちゃめちゃ豊富。選びたい放題すぎて、迷って迷って逆に選べないほど。

あっちこっちの年賀状印刷のサイトを見て回ると、あるお店が目につきました。年賀状の切手部分下に店の宣伝が入るのですが、それを選ぶとハガキ代が45円と通常より7円も安くなるのです。しかも嫌味じゃないデザインで、これで7円安くなるならええやん!

気が付けばデザイン決定まで進んでいた

さらにこのサイト、デザインを一般人から募集して、その優秀者のデザインを選ぶこともできる。

他のサイトはどの絵柄を見てもどこかで見たことのある変わりばえしないデザインが多いのですが、ここはオリジナル性が高く非常にGOOD!

「もうここでお願いしちゃおうかしら」とデザインを見てみると、ネット上で差出人の名前や住所のレイアウトも作成でき、それを画面上ですぐ確認することも可能。

「すごい、めっちゃ便利やん!」。

気がつけば表面のデザインに必要な内容を入力してデザインを決定するところまで進んでいました。スムーズすぎて、誘導に沿って入力するだけでデザインがもう出来たワ。

宛名印刷用のCSVデータが死ぬほど曲者

次は宛名印刷です。所定のフォーマットに沿ってCSVデータを作成すれば、数十人分の宛名が一気に出来上がりです。

しかーし! コイツが死ぬほど曲者で、データをアップロードしてもしても、エラーが出る有り様。「住所が文字数を超えてます」「郵便番号は半角で」……ガンガンとアタシにダメ出しをするのです。

ネットショップを運営して、日々パソコンで仕事をするアタシでさえ挫けそうになるのですから、パソコンなど年1回の年賀状の時にしか触らない人にとったら、非常に手強いやろうなって印象です。

結局、宛名印刷は頼みたいけど入力が大変で諦める人が多いのでは。

それなら、最低の必要事項だけをテキスト打ちしたものを送ったら代行で入力して宛名印刷してくれたり、去年送った年賀状の宛名をコピーして渡せば代理入力してくれたら、別途費用払ってもいいと思うほど。

完成した年賀状1完成した年賀状2

そんなこんなで、なんとか住所録のデータがアップロードして注文完了。

後は商品を待つばかり……って、速っ! 水曜の夜に注文して土曜日にはもう到着。印刷もキレイで宛名書きもバッチリです。

値段も1回呑みに行ったと思ったら許容範囲。あの年末にドタバタと印刷していた大変さが嘘のようだわ。

年賀状印刷は高いと思ってたのは完全な思い込みで、きっとハガキ代込みで考えてたからなんやと、しみじみ感じました。

一度宛名を登録すると来年も頼んでしまうかな

今回、アタシが最も重要視した選択ポイントが宛名書きサービスだったので、1度宛名を登録してしまうと、来年もまた同じ店で頼んでしまう可能性大やなー。

値段が安いことも大切だけど、宛名データをいかに苦なく渡せて自分が気に入った絵柄に印刷してもらえるかって、購入者には結構重要なポイントかも。

記者プロフィール

秋吉純子
秋吉純子
LEDサイン販売会社に在職中、飲食・物販など300にのぼる業種へ取材訪問して販促を実施。その後、マーケティング会社でマイカル系GMSの新店舗出店前調査や、アイデア雑貨メーカーで企画開発、ネット事業を担当。女性目線で消費者の生の意見を吸い上げ、商品開発や既存商品の改革など行なってきた。現在は、ホールインワンの記念品販売サイト「アーカイブプラス」を運営。一般社団法人イーコマース事業協会・元副会長。趣味は廃墟・工場めぐり、ビール、サイクリング。モットー「酒は世界の共通語」。 http://www.holeinone-golf.net/