事務作業などの時、「朱肉やスタンプ台のフタを開けたままにしていて袖口にインクが付いた」という経験をしたことはありませんか?
日々、書類にハンコを捺している方にとっては日常茶飯事かもしれません。このやっかいな汚れを落とすにはどうすればいいのか……。
そこで今回、朱肉、スタンプ台のインクを付けた布を、様々な洗剤や洗濯方法で洗い、どれが一番キレイになるのかを実験してみました。
8つの方法で検証。一番汚れが落ちたのはどれ?
実験に使用したのは顔料系インク(緑色)を使った速乾タイプのスタンプ台と練り朱肉。これらの盤面に布を直接押し当て、端から端まで滑らせてインクを付け、1時間ほど放置してから洗いました。
結果は下の写真の通り。スタンプ台のインクは洗濯すると落ちやすく、練り朱肉の汚れはかなり手強い、ということが分かりました。練り朱肉はスポンジ朱肉と違って、インク汚れを付ける際に繊維まで付いたことも要因の1つと考えられます。
実験で試した8つの方法の中で、一番インク汚れが落ちたのは洗濯用固形石鹸。ネットに入った石鹸なので、こする際に汚れが落ちやすかったのかも。時間を決めずに、もうしばらくこすり洗いをすれば完全に落ちたかもしれません。
実際には、事務作業中にここまで極端にインクが付くことは少ないと思います。もしインク汚れに困っている方は、洗濯用固形石鹸の使用をお勧めします。
ただし練り朱肉の場合は洗っている時、手と石鹸が朱色に染まってしまうほど強力なので、取り扱いに気をつけましょう!