私達が食事の後や就寝前などに毎日おこなう歯磨き。それに欠かせない道具といえば「歯ブラシ」です。
実は歯ブラシは、名入れができるオリジナルグッズです。
歯科医院などでは、柄の部分に「〇〇歯科」などとプリントした歯ブラシを業務に使っている場合もあり、ノベルティとしても注目されているグッズです。
そこで今回は、歯ブラシへの名入れについて紹介します。
様々な場所で活躍する名入れ歯ブラシ
名入れ歯ブラシは、様々なところでニーズがあります。
前述した歯科医院では、新規で来院した患者や再来院の患者にお土産代わりにプレゼントすることがあります。また患者とのコミュニケーションアップに力を入れている歯科医院では、イベントグッズとしても活用しています。例えば診察を受けた子どもにご褒美として歯ブラシを渡したり、通院中に1年間虫歯が生えなかった子供に「がんばったで賞」をプレゼントするなどです。
開業したばかりの歯科医院は、最寄りの駅前でポケットティッシュと一緒に歯ブラシを配布することもあります。単なるチラシよりもインパクトがあるので、高い集客効果が期待できます。
歯科衛生士にもニーズがあります。彼らを養成する専門学校や大学では、オープンキャンパスで校名入りの歯ブラシを配ることがあります。また近年は歯科衛生士が営む「歯磨きサロン」が注目されています。これは歯のクリーニングや予防に特化した口腔ケアの専門店。美容院やエステサロンのように「お口の美容」の意識が高まってきている昨今の傾向を考えると、歯磨きサロンは今後増えていくかもしれません。サロンが増えると、そのぶん名入れ歯ブラシのニーズが増加するはずです。
歯科関連以外でも、名入れ歯ブラシのニーズはあります。
例えば企業の販促品やノベルティ。自社名を名入れしてイベントで配布するという活用法です。他にも抽選会の記念品、見積もり・成約時の記念品、顧客へのお中元、お歳暮などでも使われています。「お口の美容」が注目されるようになったことで、「歯ブラシに名入れしたい」という動きが企業に広がっているのだと思われます。
歯ブラシは「衛生用品」
歯ブラシへの名入れですが、歯ブラシそのものは合成樹脂なので、インクジェット印刷やシルク印刷などの製法で名入れできそうに思われますが、実は簡単にはいきません。
その理由は、歯ブラシが「衛生用品」だからです。歯ブラシは、口に含んで使用する道具であるため、従来の名入れ商材の感覚では取り扱えないのです。
人体に影響のないインクを使用したり、包装から検品まで全ての作業に気を使わなければいけない商品です。
そのため、専門の加工業者に依頼する必要があります。
また業者によって、取り扱っている歯ブラシのラインナップは異なっています。歯ブラシのサイズは主に成人用と子供用に分類されますが、グリップ(ハンドル)の形状は「太い」「細い」、ブラシの硬さは「柔らかい」「普通」「硬い」などと細分化されています。
業者を選ぶ際は、商品サンプルなどを見せてもらい、自分の目で確認するのがお勧めです。表記では「太い歯ブラシ」とあっても、どの程度の太さなのかは実際に手に取ってみないと分かりません。商品を判断する上でサンプルは大切な情報源となります。またサンプルがあれば、歯ブラシを手に持った時の使用感が分かります。
どんなに名入れの仕上がりが綺麗でも、歯ブラシの性能が劣っていては満足できないはずです。価格や納期面も大切なポイントですが、商品そのものの品質も業者選びのポイントにしましょう。また業者によっては1色印刷しか受け付けていないところもあるので、フルカラーで印刷したい場合は対応しているか確認しましょう。
デンタルフロスにも名入れのニーズがある
口腔ケアの名入れグッズで歯ブラシのほかに注目を集めているのが「デンタルフロス」です。
デンタルフロスは、歯間の歯垢を取るのに使う絹などの細い糸のこと(「フロス」とも呼びます)。歯ブラシでは届きにくい歯間の側面や歯間下の歯ぐきに付いた歯垢が除去でき、歯周病や虫歯の予防にもなります。
デンタルフロスは細い糸をグルグル巻きにした状態で、円形のプラスチックケースに納められているものがほとんど。カバンなどに入れて持ち運びしやすいので、男女ともに口腔のエチケットグッズとして人気があります。
最近ではこのデンタルフロスのケースに名入れして、ノベルティにするニーズも増えています。歯ブラシと合わせて作ってみてもいいかもしれません。