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医療系展示会のブースを回ってノベルティを調査
IT系展示会「Japan IT week関西」のノベルティ調査に引き続き、医療系の展示会「メディカルジャパン大阪」(開催期間:2019年2月20日〜22日、会場:インテックス大阪)を調査しました。
調査方法やカウント方法などは前回のコラム(「そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part1–IT系展示会」)をご参照ください。
メディカルジャパン大阪の来場者層は男性と女性が半分ずつ。スーツより私服姿が多く、年齢層は30~60代とまちまちです。
出展社もコンパニオンを雇っていないブースが多く、スタッフ自らが配っていました。
この展示会でノベルティを利用していたのは1,080社中37社で、利用率は3.42%と低めですが、名入れされたノベルティがほとんどでした。
医療系展示会第1位は定番ノベルティ
医療系展示会の【第1位】は、ノベルティの定番、クリアファイル(53点中9点/採用率16.98%)。
通路を歩いているだけで、各出展社の資料が挟まれたクリアファイルを手渡されることが多く、「Japan IT week関西」に比べて名刺交換もそれほど求められませんでした。
これは医療系展示会では当たり前なのかも知れません。
一昔前までは箔押しで名入れされたクリアファイルが当たり前でしたが、「メディカルジャパン大阪」ではインパクトのあるフルカラーのクリアファイルがほとんどでした。それほどフルカラーでの印刷価格が手頃になったということでしょうか。
再利用率が高いクリアファイルですが、フルカラーの場合、中にどんな書類を入れたかがわからないため、再利用しづらいという面があります。「クリアファイル」の名前通り、「クリア」であることが使いやすさに繋がっているため、そういう意味では、ワンポイントで箔押ししたノベルティの方が再利用率は高そうです。インパクト重視か再利用率が高そうな箔押しを選ぶか、悩ましいところですね。
清掃用品が第2位に
【第2位】は、ティッシュやウェットティッシュ、マイクロファイバークロス、埃とりなどの清掃用品(53点中7点/採用率13.20%)です。
ボックスティッシュにサービス名とURLを入れたもの、単純に社名シールを貼ったりチラシを同封したものなど、様々なタイプがありました。清掃用品と医療系展示会の関連を探しましたが、不明でした。
第3位は同数で2つがランクイン!
【第3位】は同数でバッグと食品(53点中5点/採用率9.43%)。
バッグは、1位のクリアファイル同様、資料を手渡しやすいノベルティ。医療系は「まずは資料を受け取ってもらう」ことを第一とする企業が多いのかもしれません。
バッグの色は、「Japan IT Week 関西」と違って、白、生成り、赤、水色などの明るい色が多いのが特徴。医療系なので、重々しい濃紺などは避けたチョイスなのかも。
印刷は1色で、おそらくシルクスクリーン印刷。バッグのサイズはA4サイズのチラシが入る程度でした。
バッグと同数の食品ですが、名入れしたノベルティとして配布していたのは1社のみ。それ以外は「販促品」として名入れ無しで配布されていました。
自社ブースへの客寄せや名刺交換が狙いで配布していると考えられますが、やはり名入れした方が自社アピールに繋がるでしょう。
第5位はトレンドが分かる文房具
【第5位】も同数で、ペンとふせんがランクイン(53点中4点/採用率7.54%)。どちらも再利用率の高い定番ノベルティです。
ペンはどれもしっかり1色の名入れがしてあります。昔は黒や赤インクのボールペンへの名入れが多かったですが、今では3色、4色ボールペンを使うのが当たり前になっているようです。
ふせんはすべて表側に名入れがされていました。短冊型のふせんが4色以上あるのが今のトレンドのよう。ふせんの土台は合皮、紙、プラと様々です。
第7位はちょっと珍しいノベルティ。名入れ無しはもったいない!
【第7位】はタオル・ハンカチ(53点中3点/採用率5.66%)。
オリジナルグッズ系の展示会ではタオル製造業者が出展しているため珍しくはありませんが、一般的な展示会ではあまり見かけないノベルティです。
再利用される確率はかなり高いはず。にも関わらず、タオルに直接名入れしているのは1つで、他は外装にシールを貼っているだけでした。もったいない……。
第8位も同数で2種類がランクイン
【第8位】は同数でスマホグッズと衛生用品(53点中2点/採用率3.77%)。
IT系の「Japan IT Week 関西」に続き、医療系の「メディカルジャパン大阪」でも10位以内にランクインしたスマホグッズ。
今回受け取ったのは、スマホグッズノベルティでは定番になりつつあるスマホリングとスマホスタンドの2つです。
スマホスタンドはかなりしっかりした作りで、レーザー加工機で名入れされています。ノベルティとしてかなり高価なのでは?
衛生用品は、マスクと絆創膏はそれぞれチラシと同封されて配られていました。マスクや絆創膏に直接名入れしたノベルティが見たかったですね。
医療・介護の展示会なので、衛生用品のノベルティがもっと多くても良さそうですが、意外と少ない結果になりました。
出展社には県などの自治体が多く、企業誘致をおこなっていたのも特徴的。しかし県の特産品を配布するのではなく、県の名前や名所の写真などを入れたノベルティを配っていました。
他にも、名入れされたハガキやクリップ、ノートなどがノベルティとして利用されていました。
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「そのノベルティで大丈夫? 発注前に読むべき【展示会ノベルティ人気ランキング 2019年版】Part3–金融系展示会・釣り展示会」