前回までに、「フルカラーTシャツ」「オーダーメイドクッション」「ゴム印・スタンプ」「イベントスタッフ用Tシャツ」「オリジナル缶バッジ」「オリジナルタオル」の外注に挑戦しましたが、最終回の今回は、「オリジナルマグカップ」を発注してみました。
※前回までの「はじめての外注に挑戦!」コラムは以下に掲載しています。
■セミプロ必見! はじめての外注に挑戦!【その1】定番の「フルカラーTシャツ」を発注してみた。
■セミプロ必見! はじめての外注に挑戦!【その2】プレゼントや同人グッズに人気の「オーダーメイドクッション」を発注してみた。
■セミプロ必見! はじめての外注に挑戦!【その3】「ゴム印・スタンプ」を発注してみた。
■セミプロ必見! はじめての外注に挑戦!【その4】大量のTシャツプリントもこなしたい!「イベントスタッフ用Tシャツ」を発注してみた。
■セミプロ必見! はじめての外注に挑戦!【その5】ノベルティや物販グッズにも使われる「オリジナル缶バッジ」を発注してみた。
■セミプロ必見! はじめての外注に挑戦!【その6】卒団記念品や応援グッズに人気の「オリジナルタオル」を発注してみた。
目次
オリジナルマグカップを外注する
マグカップは、ギフトやキャラクターグッズなどによく利用されるオリジナルグッズの定番品。
オリジナルグッズを取り扱うショップなら取り扱い商品にラインナップしたいところですが、形状や素材が様々で、商材選びが難しいグッズです。
「ロットが大きすぎる」、「自社の設備でイメージ通りのプリントができるのか不安」などの理由で諦めているショップもあるのではないでしょうか。
そんな悩みは外注で解決。メールやWEBサイトから簡単に発注でき、その道のプロが綺麗にプリントしてくれます。在庫をかかえる必要もないので、手軽に始められそうです。
今回は、昇華転写の設備を持つエドバン(株)ファクトリーにオリジナルマグカップを発注。「子供が画用紙に描いた絵をマグカップにプリントしてほしい」という内容で注文してみました。
外注の手順
1、「子どもが描いた絵をマグカップにプリントしたい」ということなので、お客から預かった絵をスキャンします。
2、今回は、より綺麗にプリントできるよう、フォトショップのレベル補正を使って、スキャンしたデータの明るさを補正しました。背景を白く、絵がはっきり見えるよう調整しています。
3、メールでプリントマグカップの見積りを依頼します。その際、持ち手が右になるようにプリント位置を指定し、子どもの絵をスキャンした画像をメール添付して送信しました。
4、届いたメールに記載されている「お取引登録フォーム」のURLにアクセス。企業情報などの必要事項を入力し、お取引登録を申請。後ほど、登録完了のメールが届きます。
5、見積りのメールが届きました。見積り内容と振込先が記載されていて、仕上がりイメージの画像が添付されています。
6、仕上がりイメージの画像を確認します。見積り依頼時に印刷位置を指定しているのでイメージ通り。見積りのメールに記載されている振込先に料金を振込みます。
7、発送予定日に荷物の送り状のコピーがFAXで送られてきました。荷物の配達状況が確認できるので安心できます。
8、商品が到着。1個ずつ化粧箱に入った状態で納品されました。箱にはマグカップを使用する上での注意事項が印刷されています。
9、白い紙に描かれた絵を使用したので、簡単な明るさ調整だけで、白いマグカップに綺麗に昇華転写できました。
お客の注文を受ける時に、原稿やデザインデータをチェックし、プリント位置の希望などを確認しておきましょう。マグカップの形状や色、プリント位置やサイズなどを伝えて、仕上がりイメージを共有しておくと安心。外注先に見積り依頼時に希望を伝えておくと、やりとりがスムーズです。
ギフトの場合には、ラッピングして完成品の写真を添えて納品するサービスなどを提供すれば喜ばれそうです。
今回の発注情報
〈オリジナルマグカップ発注情報〉
外注先:エドバン(株)ファクトリー
注文した個数:30個
納期:約1週間
支払方法:前払銀行振込
まとめ
このコラムでは、7種類のオリジナルグッズの外注方法を紹介しました。
外注に出す際の流れを把握し、下請け業者を使いこなせれば、設備がなくてもオリジナルグッズを受注できます。
このチュートリアルを参考にして、ビジネスの幅を広げてみてはいかがでしょう。